アルファベットのCが2つ、一つは逆向きになって左右対象で組み合わせられたロゴで知られるシャネル(CHANEL)。ダブルシーマークは多くの女性が憧れるアイコンといえるでしょう。化粧品からアパレル、バッグまで幅広く展開する世界的なブランド「シャネル」の名前の由来、ご存じでしょうか。
もともとは歌手だった創業者
シャネルはフランスで1909年ごろ丹生したファッションブランド。名前は創業者であるココ・シャネル(1883-1971)が由来です。古い価値観にとらわれない斬新さが特徴で、黒いドレスを広めたり、働く女性のためのスーツを打ち出したりと革新的なブランドです。特に有名なのはシャネル初の香水「No.5」でしょう。
創業者のココ・シャネルですが、「ココ」は本名ではないことは意外と知られていません。実はガブリエル・ボヌール・シャネルといいます。デザイナーになる前は歌手で、その時歌った曲(ココリコ)からそう呼ばれるようになったそうです。
コロナ禍で売上高は前期比17.6%減
シャネルの2020年12月の売上高はおよそ101億ドル。前期比で17.6%減っています。営業利益や純利益も同じく40%以上減るなど、コロナ禍が売り上げ減につながってしまったようです。地域別では、アジアや北南米の影響は小さかったものの、欧州の売り上げ減少が響いたといいます。
WWDによると、シャネルはフランス国内に従業員約8500人抱えていますが、コロナによる休業中も全員に8週間分の給与を支払ったそうです。フランス政府の緊急経済策には、休業期間中の賃金を国が補てんする制度がありますが、同社はこれを使っていないといいます。その理由は、より困っている企業や医療制度、医療従事者へのサポートに回して欲しいからだったとのこと。
同社は非上場企業ですが、決算などを(最近特に)しっかりと公表しています。身売りの噂を打ち消すためとも、上場を意識しているからとも言われています。
文/編集・dメニューマネー編集部
2021年12月15日公開記事
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