「政府がワクチン開発・生産体制強化タスクフォースの設置を決めた。」というニュースを耳にしたことはありませんか?
ビジネスシーンだけでなく、政治の報道でも使われる機会が増えてきた「タスクフォース」。もともとは、軍事用語で“機動部隊”を指す言葉です。
「タスクフォース」の詳しい意味を知っていますか?
「タスクフォース」は、特別な役割を一時的に担う組織
「タスクフォース(task force)」とは、通常の組織内での仕事とは別に、緊急性の高い問題(不祥事などの対応)の解決、新商品開発の企画・開発などを行う目的のために一時的に構成された組織のことを指します。
近年では、“プロジェクトチーム”と同意義で用いられることも多いですが、“プロジェクトチーム”は、「タスクフォース」より比較的長期間に渡るテーマを扱う場合が多いようです。メンバーは、目標・目的達成のために各部署の適任者や専門家が抜擢され、完了した時点で解散となります。メリットは、「タスクフォース」を組むことによって、会社は短期間で課題解決に集中して取り組めるので、迅速かつ適切な対応が可能になります。
一方、デメリットは「タスクフォース」で獲得された新たな知識・情報が解散と共に消滅し、組織に浸透しづらいという点です。また、問題に対する当事者意識の欠如が起きやすくなります。その点を踏まえてメンバーの構成には十分注意が必要です。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月17日公開記事)
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