労働の対価として支払われる「給与」や「給料」は普段何気なく使われる言葉です。会話では「給料日まで厳しい」や「給料が入ったら買う」などと使いますが、一方で「給与明細」や「給与規定」と言うこともあります。混同されている2つの言葉ですが、意味は異なります。 「給与」と「給料」2つの違いを説明できますか? 「給料」込みの「給
労働の対価として支払われる「給与」や「給料」は普段何気なく使われる言葉です。会話では「給料日まで厳しい」や「給料が入ったら買う」などと使いますが、一方で「給与明細」や「給与規定」と言うこともあります。混同されている2つの言葉ですが、意味は異なります。
「給与」と「給料」2つの違いを説明できますか?
「給料」込みの「給与」
まず「給料」は基本給のみを指します。残業代や諸手当は含みません。賞与や退職金の規定に「基本給〇か月」とあるように、計算のベースになることも多いです。
次に「給与」は給料、賞与、手当を全て含む収入です。手当には労働基準法で定められている時間外手当、休日手当、深夜手当の他、企業が任意で支給する資格手当、住宅手当などがあります。
少しややこしいのが通勤手当です。通勤手当は月々の給与明細で支給額が確認できるようになっています。しかし、所得税法で非課税枠内の通勤費なら源泉徴収票には含まれません。このため月々の給与明細を合計した金額と、源泉徴収票で確認する支払額が異なることがあります。
解答:「給与と給料」の違いとは……
「給与」は手当を含むすべての収入のことで、「給料」は基本給のことです。おかしな言い方ですが私たちは給料日に給与をもらっています。給与に関する書類などを見る時にはちょっと思い出してみてください。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月18日公開記事)
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