寒い時期になってもガソリン代が高い状況が続いている。少しでも車の燃費を良くし、ガソリン代を節約したいところだ。ここでは燃費を向上させる小技をまとめて紹介する。あなたはいくつ知っている?
トランクの荷物を軽く
自動車全体の重量が大きいと、燃費は当然悪くなる。自動車の車体自体の重量は変えられないが、トランクに載せっぱなしの荷物を降ろせば、自動車全体の重量はその分軽くなる。
特に載せっぱなしにしがちなのが、ゴルフバッグやキャンプ用品。寒い時期は使うことがないので、トランクの中以外で保管できるスペースがあるのなら、今すぐ降ろそう。
タイヤの空気圧のチェックを
タイヤの空気圧が足りていないと、走行性能が落ち、燃費も下がる。自動車メーカーは車種ごとに最適な空気圧を決めており、ドアの開口部などに貼られたシールにその数値が記載されている。
ガソリンスタンドに寄ったときには、定期的に空気圧をチェックしてもらうようにしよう。一部有料のケースもあるが、ほとんどの場合は無料で確認してもらえる。
急加速・急減速は避ける
「急加速」に「急減速」。「急」がつく行為は燃費にはマイナスだ。一般財団法人「省エネルギーセンター」の調べでは、ゆっくりと発進するだけで燃費が約1割向上するという。
また、走行中は加速や減速を頻繁にせず、一定のスピードで走行することも燃費の向上につながる。追い越しなどを頻繁にしている人は、それをやめるだけで燃費は良くなる。
渋滞を避ける
先ほど、走行中は速度を一定に保つことが燃費の向上につながることを説明した。ということはつまり、渋滞を避けた方が燃費は上がるということだ。
渋滞を避けたいがゆえにあまりにも遠回りしてしまっては、走行距離が増えて本末転倒だが、少しルートを変えるだけで渋滞を避けられるならぜひ実践したい。交通渋滞の状況を確認できるマップアプリなどを事前に使って、最適なルートを見つけておこう。
早めにアクセルを離す
惰性で走行している間は、消費している燃料は少なく済む。そのため、前方の信号で止まることが分かっているときは、早めにアクセルを離してエンジンブレーキを効かせ始めることで、燃費を向上させることができる。
エンジンオイルの定期交換
エンジンオイルはエンジンの性能を維持する役割を果たしている。エンジンオイルが古くなって劣化すると、エンジン内部で発生したエネルギーを車の動力に効率的に変換できなくなる。
正しい知識を持って燃費の向上を
読者の中には、車の暖房を使わないことで燃費を良くしようとしている人も多いかもしれない。しかし、ガソリン車の場合はエンジンの排熱を暖房に利用しているため、暖房をつけてもつけなくても燃費はほとんど変わらない。
燃費に関する正しい知識を持って、ガソリン代が高いこの冬をしっかり乗り切ろう。
文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月20日公開記事)
【関連記事】
・「年金」いくらもらえる?「月20万円」で足りる?
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・「預金がおろせない?」銀行員が教える、親の生前にやるべき3つのこと
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
・12月に育休を取るとボーナスの手取りが増える?