文書作成は手書きの時代に比べてとても簡単になりました。特に漢字は記憶が曖昧でも変換候補から選べます。「ほしょう」は候補があっても正しく選ぶのが難しい言葉の1つです。

補償、保証、保障はどれも何らかの心配事を軽くするニュアンスがあります。よく保険とセットで使いますが、損害保険と生命保険では使う漢字が異なります。

補償・保証・保障3つの違いを説明できますか？

「補償・保証・保障」の使い分け

「補償」とは「損失を補いつぐなうこと」です。天災や事故で生じた損害を金銭で埋め合わせする場合に使います。「地震で家財が壊れた時に地震保険で補償する。」「自賠責保険では人身事故が補償の対象となる。」このような使い方をします。

「保証」とは「大丈夫であると認め、責任を引き受けること」です。品質について責任を持つ「保証書」や債務の履行を担保する「保証人」が代表的な例です。

「保障」とは「立場や権利を守ること」です。社会保障、安全保障などは安全を脅かされないよう守ることなのでまさにその通りの意味です。高額な医療費や死亡に備える保険では「死亡保障」「医療保障」などと言います。

解答：「補償・保証・保障」の違いとは……

「補償・保証・保障」は「つぐなうこと・責任を持つこと・保護すること」です。冒頭で述べた損害保険は「補償」、生命保険は「保障」を使うのが正解になります。

文/編集・dメニューマネー編集部

（2021年12月19日公開記事）

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