人事制度や人材育成などで耳にすることが多くなった「キャリアパス」。近年では終身雇用が崩れ、人材の流動化が進むなかで「キャリアパス制度」を取り入れる企業が増えてきています。

「キャリアパス」は、仕事に取り組むうえで、社員と企業側ともに重要な言葉です。「キャリアパス」の詳しい意味を知っていますか。

「キャリアパス」は、仕事上の目標ポストや職務に就くためのルート

「キャリアパス」とは、「職業」を意味する“career”と「道筋」を意味する”path”を組み合わせてできたカタカナ語です。

企業内で社員が目指す職種に昇格・昇進することや、希望する将来像を実現するために必要な業務経験やスキル、知識を高めていく順序などの道筋を指します。

企業、社員双方にメリットのある「キャリアパス制度」とは？

キャリアアップのための社内基準や条件を社員に対して明確に示したものを「キャリアパス制度」といいます。大企業をはじめ中小企業も注目している人事制度のひとつです。

制度の導入は、社員と企業ともに大きなメリットがあると考えられています。社員側は、自分の会社においての将来像を描きやすくなるため、仕事に対するモチベーションが上がります。それによって生産性向上につながり、社員の評価が上がることで目標への近道となります。企業側は、採用のミスマッチを減らすことができます。また、社員が自分の将来への不安を取り除けるため離職を防ぎ人材定着につながります。

文/編集・dメニューマネー編集部

（2021年12月20日公開記事）

【関連記事】
・「年金」いくらもらえる？「月20万円」で足りる？
・初心者向け！ネット証券オススメランキング（外部サイト）
・「預金がおろせない？」銀行員が教える、親の生前にやるべき3つのこと
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは？（外部サイト）
・12月に育休を取るとボーナスの手取りが増える?