街から姿を消しつつある銭湯ですが、サウナ人気もあってか、若者を中心に利用者が増えているそうです。銭湯の入浴料は実は都道府県によって異なります。つまり、ちょっと足を伸ばして隣県に行けば、安く入れる可能性があります。これはガソリンも同じ。高騰しているガソリンが別の県なら安く入れられるかもしれません。
県境を超えると入浴料が安くなるケースも
銭湯の入浴料金は都道府県によって上限額が決められています。最も高いのは神奈川県と大阪府で490円、最も安いのは佐賀県の280円です(全国浴場組合)。法律で決められているのですが、スーパー銭湯は対象外です。
県境を越えると、大きな差があることも珍しくありません。たとえば、東京都は480円、神奈川県は490円ですが、埼玉県や千葉県は450円です。もし県境に近いところに住んでいるなら、お隣の県に行けば30〜40円安く入れます。
これは首都圏だけの話ではありません。大阪府の入浴料は490円、隣県の和歌山県では440円です。
高騰しているガソリン代もエリアで異なる
県境を超えると値段が変わる場合があるのは、ガソリンも同じです。ガソリンの価格は最も市場原理が働きやすい商品で、スタンドごとに価格設定が異なります。
銭湯の例で触れた都府県の例を見ると、レギュラーガソリンの価格も埼玉県は神奈川県よりも安いのです。ネットの情報では、2021年12月14日のレギュラーガソリンの価格は神奈川県の158.6円に対し、埼玉県は156.5円です。また大阪府は162.5円であるのに対し、和歌山県は158.4円です。
もちろん、入浴料が数十円安いからといって車で遠方まで行けば、その分、ガソリンがかかってしまいます。収支だけを見るとお得とは言えないかもしれません。
しかし、コロナ禍も落ち着いて「旅行がしたい」「ドライブしたい」と思っている人も多いのhではないでしょうか。それならば、レジャー目的で隣県の銭湯に行き、ついでにガソリンを安く入れて帰ってくる、というプランをたててはいかがでしょうか。
文・高村阿木夫(現役銀行員のマネーライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月19日公開記事)
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