「リカレント」と混同されがちな「リスキング」。海外では、Amazonやスーパーマーケットチェーンのウォールマートなどが早くから取り入れきた制度です。日本では、コロナ禍でデジタル化が急速に進んだことにより取り入れる企業が増えてきました。
「リカレント」とともに注目され始めている「リスキング」の詳しい意味を知っていますか?
「リスキング」とは、DXやニューノーマルな時代に対応するためのスキルなどの習得すること
「リスキング」とは、企業側が今後新たにスタートする事業や世の中の時代の流れを見据えて、必要な技術や知識を社員に獲得させるための再教育を指します。一方、「リカレント」は、社員本人の希望で仕事を一時的に離れ、いま現在の仕事に活かすための知識や技術を大学などの教育機関で学び直すことを指します。
コロナ禍で、働き方や事業構造の変化に素早く対応できる新たな知識や技術を身に着けさせることが必要となりました。主な目的は、デジタル人材不足解消やデジタル化とともに生まれた職種や仕事の工程が大幅に変化する可能性がある職種のためのスキル習得です。「リスキング」の導入は、新しいスキルによる新製品や新事業へつながるアイデアの創出や業務の効率化、外部受注していた案件の自社生産化などのメリットが生まれます。
経済産業者は、企業の「リスキング」を推奨しています。日本でも日立製作所 <6501> や富士通 <6702> は、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」企業へ変革するために「リスキング」に取り組んでいます。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月22日公開記事)
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