日々の生活に欠かせない水ですが、毎日使うからこそちょっとした工夫で水道代は節約できます。ここでは、誰でも簡単にできる水道費の節約術4つを紹介します。
年間の水道費は6万円以上?
冬本番を迎え、毎日お風呂にお湯をため体を温める人も多いと思います。日々何気なく使っている水ですが、水道費はいくらかかっているのでしょうか。
2人以上の世帯の上下水の利用料金は、年間6万3,060円だそうです(総務省)。使用量の割合は風呂が40%、トイレが21%、炊事が18%で洗濯が15%です。
節約術1 お風呂は浴槽とシャワーを使い分ける
大量のお湯を使う入浴時の節約ポイントは、シャワーの使い方です。シャワーを最大の水量で流し続けると、16分程度で浴槽1杯分のお湯が流れます。
毎日1分シャワーを止めるだけで、年間3,000円ほど水道費が節約できます。止める時間を延ばせれば、さらに節約につながります。
お風呂に入る際は、バスタブのお湯を有効利用しましょう。体や髪の毛を洗う際はバスタブにためたお湯で洗うことで、水道料金・ガス料金ともに節約することができます。
節約術2 トイレは洗浄レバーの「大」「小」を正しく使う
「大」と「小」では流すときに使用する水の量が異なります。一般的な便器の場合「大」で8リットル程度、「小」で6リットル程度の水を消費するため、極力「小」を使うことが節約になります。
ただし節約のために「小」を使いすぎて、トイレを詰まらせないようご注意しましょう。
節約術3 食器の洗い物ではすすぎの量に気をつける
食器洗いでは「すすぎ」に最も水を使うため、洗剤量を減らしてすすぎの時間を短くすることが節約につながります。
おけなどに洗剤入りのぬるま湯を入れ皿を浸しておけば、頑固な汚れも落ちやすくなる上に、節水にもなります。使ったお皿を重ねないようにすれば、お皿の裏に不要な汚れが付くことも防げます。
また蛇口の設定をストレートよりシャワーにしたほうが、広範囲に水が当たり洗いやすくなるだけでなく、水の量が少なくなるので節水につながります。
節約術4 洗濯はまとめてする
洗濯は水道・電気代を使うため、小まめに洗濯機を使わず洗濯機容量の8割くらいの洗濯物を入れて運転をするとよいでしょう。ジーンズ素材など重たい衣類から洗濯機に入れるようにすると、洗濯槽の回転をスムーズにできます。
容量の4割入れて洗う場合と、8割を入れて洗う回数を半分にした場合の年間の水道代と電気代の差額は約4,510円となります。
洗濯にお風呂の残り湯を使えば、さらに節水になります。残り湯を利用する際は洗剤が入っている状態の「洗い」に利用すれば、残り湯の汚れが服に付着することを防ぐことができます。
日常のちょっとした工夫が大事
水道代の節約は地味ですし、大幅に料金を下げられわけではありませんが、日常的に続けられるものばかりです。こまめに水を止めるなど、日々の習慣を心がけましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・polkadot / stock.adobe.com
(2021年12月21日公開記事)
【関連記事】
・「年金」いくらもらえる?「月20万円」で足りる?
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・「預金がおろせない?」銀行員が教える、親の生前にやるべき3つのこと
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
・12月に育休を取るとボーナスの手取りが増える?