アルファベットの「G」を上下逆に重ねた「GGマーク（GGロゴ）」が象徴であるグッチ（GUCCI）。グッチマークは、シンプルなデザインだからこそ高級感を感じさせ、個性的なグッチの魅力をより引き立てています。近年では、「G」を横並びにした「GGマーモント」を新アイコンに加えたグッチの名前の由来を知っていますか？

ブランド創業者のイニシャルをロゴとして使用したのは、グッチが始まり

グッチは今年100周年を迎え、革製品をはじめ宝飾品なども手掛けるイタリアの老舗ブランドです。創業者兼デザイナーであるグッチオ・グッチのイニシャルを取って、ロゴとして製品に使ったのは、息子のアルド・グッチの発案だといわれています。

自分のイニシャルを堂々と商品に刻み込むことができたのは、創業当初から丁寧な仕事で良い製品のみを作り続けてきた証だといわれています。創業者のイニシャルロゴの起用は、製品の品質保証を意味しています。ブランドとして品質保証を行ったのはグッチが世界初で、ブランド品の歴史に革命を起こしました。

ケリング傘下の主力ブランド

グッチは一族で発展した家族経営企業でしたが、お家騒動が勃発し1995年3代目が暗殺されてからフランスのケリングの傘下に入っています。同社の2021年1～6月期決算では、売上高が前年同期比49.6％増の約1兆380億円。コロナ禍以前である2019年の業績も上回りました。ブランド別で見るとグッチの売上高は約5,778億円、ケリングのメインブランドともいえる存在です。

文/編集・dメニューマネー編集部

（2021年12月24日公開記事）

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