金(ゴールド)は昔から、資産の一つとしてお金持ちの投資対象になってきました。コロナ禍が続く今、金の価格が上昇していることからも純金投資が改めて注目を集めています。
投資と聞くと「なんだか難しそう」と思う人も多いでしょう。最近は、手軽に純金投資ができる商品も多数販売されています。
金価格は20年で6倍に!コロナ禍でさらに高騰
金の価格は、世界情勢や為替など様々な要因が影響し、日々変動しています。
金価格は2000年頃から上昇傾向にあり、そのときの価格と比較すると現在はなんと6倍ほどに値上がりしています。
2021年12月現在、1グラム7200円ほどですが、2000年ごろは1000円台でした(田中貴金属の店頭小売価格)。
特にコロナ禍で大きく伸びており、2019年の田中貴金属の店頭小売価格の平均(1グラムあたり)は4918円でしたが、2020年は6122円になっています。
金は「紙切れにならない」という安心感
金の魅力は、金そのものに価値があるため、価格が下がることはあっても価値がゼロになることはないという安心感があることでしょう。宝飾品のほか、エレクトロニクス製品など工業用品にも使われています(実需といいます)。
これに対して、投資商品としてメジャーな「株式」は、その会社がつぶれて、せっかくの株券が無価値になる可能性があります。今では株券は紙ではないものの、企業の倒産で株券が“紙切れ同然になる”という表現を使われることは今でもあります。
コロナショックやリーマンショックのような非常事態でも、金はある程度の価値を保ち続けます。このため、お金持ちの中には、資産全体のリスクを下げるために金をポートフォリオに組み込んでいます。
気軽にできる純金投資が初心者には始めやすい?
金の投資方法にはいくつか種類があります。
一つは金地金や金貨など「実物」を購入する方法です。ただし、まとまったお金や保管場所が必要です。現在の価格水準だと、100グラムでも70万円程度はかかります。
それ以外の方法として「純金積立」や「金ETFの購入」があります。これらは少額ずつ積み立てられ、まとまったお金は要りません。また自分で保管しなくて良いのもメリットです。
たとえば純金積立であれば月数千円程度から設定できる上、一度設定してしまえばあとは自動積み立てなので楽です。
金(ゴールド)に興味があるなら、少額で積み立てるなど気軽に始められる方法を検討してみてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月22日公開記事)
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