「オブザーバー」と聞くと国連を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?国連においての「オブザーバー」は、バチカン市国やパレスチナなどを指します。ビジネスシーンにおいては、会議の参加者の一人として「オブザーバー」が出席することが多いです。
「オブザーバー」とは、どのような意味なのでしょうか?
「オブザーバー」は、中立な立場で会議に参加する「第三者」
「オブザーバー」とは、「観察する」「監視する」「よく見る」などを意味する英語の“observer”が語源のカタカナ語です。
ビジネスシーンでは、会議などで発言権や議決権を持たず、進行を冷静に見守る傍聴人を「オブザーバー」といいます。発言は、進行役から求められた時のみ認められています。なぜ、発言もできないのに「オブザーバー」をおくの?と疑問に思われるかもしれません。主な理由としては「オブザーバー」が、参加者の意見を客観的に聞き、中立な立場で会議に参加することで、会議の公平性や透明性が保たれるからです。
また、会議は恒例のメンバーで開かれることが多く、コンプライアンス違反に気付かなかったり、参加者本位の意見などを採用し十分な議論が行われなかったりすることがあります。そのような事態を防ぐために「オブザーバー」が必要となります。会議によっては、特定分野の専門家を「オブザーバー」として招きアドバイスを受けながら議論を進める場合もあります。
「オブザーバー」の対義語は、「レギュラー」で発言権や決議権を持つ、正式な会議の参加者を指します。
ちなみに、国連の総会においての「オブザーバー」とは、発言権のみをもつ国や組織のことです。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月25日公開記事)
【関連記事】
・「年金」いくらもらえる?「月20万円」で足りる?
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・「預金がおろせない?」銀行員が教える、親の生前にやるべき3つのこと
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
・12月に育休を取るとボーナスの手取りが増える?