新型コロナウイルス感染症のパンデミックで、生活や働き方は大きく変わり、ボーナスの支給額にも影響している。2021年冬、女性たちのボーナス支給額にはどのような変化が見られたのだろうか?
3割の人が減少、最多は「変わらない」で5割
今年の冬のボーナスの予定(N=500) | ||
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変わらない・変わらない予定 | 54.3% | |
今年はない | 14.1% | |
減った・減る予定 | 13.8% | |
未定 | 13.3% | |
増えた・増える予定 | 4.5% |
2021年冬のボーナスの支給額の変化について、auじぶん銀行が全国20〜50代の働く女性500人を対象に調査したところ、約3割の人のボーナスが減少していることが分かった。
最も多かった回答は「変わらない・変わらない予定」で、54.3%を占めた。
また「減った・減る予定」という回答が13.8%。「今年はない」という答えが14.1%だった。
「貯蓄」は6割、「投資」はわずか1割
今年の冬ボーナスの主な使い道(N=500) | ||
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貯蓄 | 61.5% | |
消費(旅行や趣味など) | 17.9% | |
投資 | 11.0% | |
ローンの返済 | 7.3% | |
その他 | 2.2% |
支給された冬ボーナスの主な使い道について尋ねたところ、全体の61.5%が「貯蓄」と回答。「投資」という回答は11%しかなかった。
貯蓄や投資という答えが多かった背景には、新型コロナウイルス感染症による景気の悪化が関係しているようで、同社が行った「コロナ禍を経験しお金への不安が高まったか?」という調査によると、29.4%もの人が「とても高まった」と回答している。
コロナ禍を経てお金に対する不安が高まりましたか(N=500) | ||
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まあ高まった | 41.6% | |
とても高まった | 29.4% | |
あまり高まらなかった | 23.2% | |
全く高まらなかった | 5.8% |
また、「将来のお金に対して今後はじめたいと思っていること」については、「投資」と答えた人が20%、「キャリアの見直し(副業・転職など)」が15.7%という結果だった。
ボーナスは貯蓄に充足し、今後は投資をはじめると同時に自身の働き方についても見直したいという女性が多いことが明らかとなった。
額は変わらないが意識には変化が
調査の結果で分かったことは、新型コロナウイルス感染症が広がったことで、女性のお金に対する価値観に変化が見られたことだ。
大多数の女性が将来に不安を抱え、ボーナスを備えに充てている。ただ貯蓄の割合に比べて投資への意識が低いことは、課題と言えるかもしれない。
文/編集・dメニューマネー編集部
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