「大手回転寿司チェーンと人気アニメがタイアップ」や「コンビニと〇〇鉄道のタイアップキャンペーン」という宣伝をメディアで目にすることがありませんか？

“コラボ”と同じ意味でしょ？と勘違いされている人もいるかもしれません。あらゆる業界でマーケティングの手法として使われている「タイアップ」の詳しい意味を知っていますか？

「タイアップ」は、商業的成果をあげるためのマーケティング手法

「タイアップ」は、企業同士の提携による相乗効果で知名度を高め、売上げや利益の向上を目的としています。つまり、成果や実績を上げるためのマーケティング手法です。提携企業のどちらかがメインとなり、片方がサブで加わるという形をとるため、両社は対等な立場にはありません。

マーケティングにおいて、「タイアップ」はさまざまなパターンがある

競合他社との差別化を図るために、商品などの付加価値の向上を主な目的として開発されるのが「タイアップ商品」です。例えば、クリスマスのようなイベントがある時期に、期間限定で発売される人気キャラクターが印刷された文房具や衣類、お菓子などです。

広告代理店主導で企画され、宣伝や販売促進の目的で行う宣伝活動を「タイアップキャンペーン」といいます。人気ゲーム機やアニメグッズが当たる応募型キャンペーンや懸賞企画などがあります。

企業や雑誌、テレビやWEBなどのメディアと提携し、商品やサービスの宣伝をするのが「タイアップ広告」です。認知度が高くブランド力のあるメディアと提携することで、消費者に信頼感や安心感を与えられるため、宣伝効果はとても大きいです。社会人向け、主婦向け、子供向けなどの購買層のターゲットに合ったメディア媒体を選択することが重要です。

ちなみに、「コラボ」は「コラボレーション」の略で、対等の立場にある企業とアーティストやキャラクターが共同作業で付加価値の高い商品や作品を制作することを指します。成果や実績よりも、付加価値の高い商品制作そのものを重視しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

（2021年12月27日公開記事）

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