「駅近の広い部屋に引っ越ししたいけど、家賃が高い」「運動不足が気になるけどエスカレーターを使う」など私たちは、日常生活で「トレードオフ」の場面にたびたび遭遇しています。ビジネスシーンだけでなく、日常生活でも頻繁に使われている「トレードオフ」の詳しい意味を知っていますか?
「トレードオフ」とは、代償や両立できない関係
「トレードオフ」とは、何かを得るために、何か別のモノを犠牲にして諦めるという意味を指します。『あちら立てれば、こちらが立たぬ』という日本のことわざがあります。「ものごとを、ふたつの立場の両方を満足させられるようにするのは難しい」ことを指しますが、「トレードオフ」は、まさにそのような両立しえない状況を指しています。
ビジネスシーンでは、主に商品開発やマーケティングの分野で使われています。例えば、“品質”と“価格”の関係は、「トレードオフ」だといわれています。消費者にとっては、高品質で低価格はとても魅力的な条件ですが、企業にとってはその分利益が縮小します。そのため、どちらかを妥協するしかありません。
また、身近なところでは、“コロナの感染対策抑止策”と“経済活動”の関係です。感染防止対策として、外出自粛の呼びかけや飲食店などの休業や時短営業を要請すれば、コロナの感染者数は減りますが、経済活動は停滞します。今世界的に起きている深刻な「トレードオフ」といえます。
「トレードオフ」は、ビジネスシーンにおいても、日常生活においても、反比例していくようなイメージと似ているかもしれません。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月28日公開記事)
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