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2021年に新規上場した企業の初値騰落率ベスト5、ワースト5 1位は4.8倍!【IPO】

2021/12/29 07:00

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2021年のIPOを振り返ると、上場社数は大きく増えたものの初値のパフォーマンスが大幅に悪化した。特に12月は前代未聞のIPOラッシュで公開価格割れの銘柄が続出。「IPO投資の神話」は終わるのか?21年のIPOを総括してみよう。 IPO件数は15年ぶりの高水準 12月は33社のIPOラッシュ 2021年のIPO社数は1

2021年のIPOを振り返ると、上場社数は大きく増えたものの初値のパフォーマンスが大幅に悪化した。特に12月は前代未聞のIPOラッシュで公開価格割れの銘柄が続出。「IPO投資の神話」は終わるのか?21年のIPOを総括してみよう。

IPO件数は15年ぶりの高水準 12月は33社のIPOラッシュ

2021年のIPO社数は125社となる見込みで、20年の94社から37社増と39%も増加した。06年の196社以来15年ぶりの高水準だった。特に12月は33社のIPOラッシュ。クリスマスイブの12月24日には1日で7社の同時上場が実施される前例のない状況となった。

上場社数が増えたのは、現在進行中の東証市場改革の影響が大きいと考えられる。東証は現在の東証1部、東証2部、マザーズ、JASDAQの4市場を、22年4月4日からはプライム市場スタンダード市場グロース市場の3市場へと再編する計画だ。

4月4日以降、業績や時価総額、株主数といった項目の上場基準が変わり、浮動株やガバナンスの基準も新たに取り入れられるため、IPO環境が不透明だ。現在の上場基準にマッチしている企業が年内の上場を急いだ可能性が高い。

2021年の初値パフォーマンス ベスト5

初値の平均パフォーマンスが大きく落ちたのが21年の特徴だ。特にIPOラッシュの12月に公開価格割れが頻発した。IPOは当選した場合、払込相当額を口座に入金する必要があり、IPOラッシュになると投資家の資金がロックされて、他の銘柄に資金が入りづらくなるためだ。

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21年のベストパフォーマー5
順位企業・コード上場日市場初値騰落率
1アビリッツ <4174> 3/25JASDAQ4.8倍
2WACUL <4173> 2/19マザーズ4.4倍
3サイバートラスト <4498> 4/15マザーズ4.2倍
4ラバブルマーケティングGP <9254> 12/21マザーズ3.9倍
5アイ・パートナーズフィナンシャル <7345> 6/23マザーズ 3.2倍

次にワーストパフォーマー5社を見てみよう。

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21年のワーストパフォーマー5
順位企業・コード上場日市場初値騰落率
1Finatextホールディングス <4419> 12/22マザーズ−23.3%
22.クルーバー <7134> 12/23JASDAQ−16.7%
33.THECOO <4255>  12/22マザーズ−15.3%
44.ジェイフロンティア <2934> 8/27マザーズ−15.0%
55.エクサウィザーズ <4259> 12/23マザーズ −10.4%

21年のIPO件数は12月24日時点で123社、初値が公開価格を上回った勝率は83.7%で、初値の公開価格に対する初値騰落率は平均で54%高となっている。初値騰落率は12年の45%以来9年ぶりの低水準だ。2021年は、20社の銘柄の初値が公募価格割れしている。

20年は、勝率こそ75%とコロナショックがあったことから芳しくなかったが、平均初値騰落率は1.3倍と圧巻のパフォーマンスだった。トップはヘッドウォータース <4011> の11.9倍だった。コロナ前の19年は、勝率86%、初値騰落率が72%だった。トップはサーバーワークス <4434> の3.8倍だった。

岸田内閣はスタートアップ企業に対する支援強化を打ち出しており、今後も高水準のIPOが続く見通しだ。一方、公開価格が高くなるならばIPO投資の初値騰落率は低下傾向になると想定していたほうがよさそうだ。

文/編集・dメニューマネー編集部

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