ガソリン価格や灯油価格が高騰する中、今年も寒い時期に入った。ただでさえ暖房費がかさむ冬、家計にとっては痛手だ。別な何かで出費を抑えたいところだ。衝動買いをしがちな人なら、それを防ぐことが最も効果的な節約術かも。衝動買いをやめられるコツとは。
それは無ければ困るものなのか?
欲しいと感じる商品に出会ったとき、それを買わなければ生活が困るのかどうか、少し考えてみよう。無くても困らないのであれば、それは「衝動買い」かもしれない。
必要な買い物なのか、衝動買いなのかを、自分の中で冷静に分析できるようになるだけで、衝動買いを少し減らせるかもしれない。
過去の衝動買いで後悔したことを思い出す
衝動買いをしたくなったら、過去の衝動買いの後悔を思い出そう。また同じ後悔を味わいたくないと思い返すことができれば、衝動買いの欲求を抑えることができるかもしれない。
1カ月のお小遣いの金額を決めておく
1カ月のお小遣いの金額をきちんと決め、そのルールを遵守すれば、高額な衝動買いを防ぐことができる。
またお小遣いの金額を決めておけば、仮にその範囲内での衝動買いであれば、してしまっても家計にあまり影響は出ない。もちろん少額であっても無駄使いは防ぐべきではあるが、こうして家計へのダメージを減らすという発想もある。
財布の中の現金を減らす
財布に多くの現金が入っていると、ついつい目の前の欲しいものに手を伸ばしてしまいがちだ。そうしたことを繰り返してしまう人は、いますぐ財布の中の現金を減らそう。
しかし、現金をあまり持ち歩かなくても、クレジットカードがあればある程度高い買い物ができてしまう。そうした人は、クレジットカードの限度額を下げるか、クレジットカード自体を全く持たないことも検討すべきだ。
欲求の矛先を変えるという方法も
衝動買いをどうしてもやめられない人の場合、衝動買いを無理にやめようとするのではなく、「安いモノ」で衝動買いの欲求を満たすアプローチもある。100円ショップでならいくら衝動買いをしても、出費は少なく抑えられる。
しかし中には、100円ショップでは衝動買いをしたくなる商品が見つからない人もいるはずだ。そうした人は、ここで紹介したコツを実践し、自分の欲を抑えるように粛々と努めよう。
ただし、衝動買いを一概に悪いことと決めつけられない点も触れておく。仕事や私生活でストレスが溜まったとき、衝動買いが良いストレス解消になるケースもあるからだ。
重要なことは、収入とのバランスを考えることだ。自分の収入において十分に許容できる衝動買いなら、むしろ精神的な健康面を考えればメリットの方が大きいケースもある。
文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月29日公開記事)
【関連記事】
・「年金」いくらもらえる?「月20万円」で足りる?
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・最も稼げる「国家資格」は?医師でも勝てない仕事
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
・確定申告しないと税務署にバレる?よくある5つのケース