どんな意味?「ケイパビリティ」──【ビジネス・カタカナ用語】

2022/02/13 20:30

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/BHsNiPULTk2TpmNKqDX0XQ.jpg
技術開発力など他社がマネできない強み「コアコンピタンス」と対比されることが多い「ケイパビリティ」。技術ではなく仕事においてのプロセスを重視する言葉として使われています。 企業が生き残るための重要な柱とされている「ケイパビリティ」の詳しい意味を知っていますか? 「ケイパビリティ」とは、「才能・能力・手腕」を意味する“ca

技術開発力など他社がマネできない強み「コアコンピタンス」と対比されることが多い「ケイパビリティ」。技術ではなく仕事においてのプロセスを重視する言葉として使われています。

企業が生き残るための重要な柱とされている「ケイパビリティ」の詳しい意味を知っていますか?

「ケイパビリティ」とは、「才能・能力・手腕」を意味する“capability”

「ケイパビリティ」とは、企業が、自社の持っている組織的な能力(スピード・効率性・高品質)や強みなどを理解し、それを活かすことで他の企業に負けないモノを生み出すという概念です。企業成長の原動力となるものです。

全てにおいて「ケイパビリティ」を高めるのではなく、自社の得意分野において高めることで競合他社との競争に勝ち抜く決定的な強みとなります。

「ケイパビリティ」を高め成功した企業がApple(アップル)

Apple(アップル)は、機能的で洗練されたデザイン性の高い製品を作るために、制作の早い段階から組織体制や人材募集などに力を注ぎました。また、アップル商品の専門的な知識がない小売店より、自社の魅力を最大限に伝えられる体験型の直営店『アップルストア』での販売を優先しました。このように人材獲得や販売網の強化で「ケイパビリティ」を高めたことで「iPhone」や「iPad」の大ヒットに繋がりました。

「ケイパビリティ」の構築に成功している企業には、必然と優秀な人材が集まります。「ケイパビリティ」を最大限に活かせる人材募集や体制を整え、環境や時代、ニーズの変化に対応できる組織作りが必要です。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
「年金」いくらもらえる?「月20万円」で足りる?
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
最も稼げる「国家資格」は?医師でも勝てない仕事
株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
確定申告しないと税務署にバレる?よくある5つのケース

(2021年12月31日公開記事)