お正月の定番バイトと言えば「巫女さん」。お守りの陳列や販売などがメインの仕事だ。神社やお寺にとっては、初詣は多くの参拝客が訪れるため、無くてはならない存在だ。そんな巫女さんのアルバイト代はいくらぐらいなのか？実際の求人情報から探ってみる。

各地のお寺や神社の募集案件を調査

以下の通り、各地のお寺や神社が出している募集案件の時給を調べ、その地域の最低賃金と、巫女さんの時給との差を並べてみた。

実態としては、その都道府県の最低賃金と同じ時給でアルバイトを募集しているケースは少ないが、時給が高くてもプラス50〜100円くらいにとどまる案件が多いようだ。

調べた中で最低賃金よりもアルバイトの時給が最も高かったのは、広島県呉市の神社でプラス101円だった。

ちなみに募集案件によって就業時間が異なり、夜間から未明にかけて働く場合は、上記の時給に深夜手当が加算される。

警備・清掃スタッフよりもバイト代は高い？

初詣の期間に神社やお寺で臨時のアルバイトとして働いている人は、巫女さんだけではない。清掃スタッフや警備スタッフ、交通誘導スタッフなどもいる。こうしたスタッフと巫女さんのアルバイトでは、時給はどちらが高いのだろうか。

以下は、各地の神社やお寺が募集している清掃・警備スタッフの実際の時給だ。

その都道府県の最低賃金と比べた結果、巫女さんよりはかなり時給が高めであることが分かる。特に警備の仕事は寒い中で長い時間立ちっぱなしの仕事だからだろうか。

お正月に関するマメ知識

正月限定の巫女さんのアルバイトの時給は、決して高くないことが分かった。お正月に関するマメ知識として知っておけば、親戚などが集まった席で話のネタになるかも。

文・岡本一道（経済ジャーナリスト）
編集・dメニューマネー編集部
画像・photok / stock.adobe.com（画像はイメージです）

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（2022年1月1日公開記事）