靴の履き心地の良さが定評のイタリア発祥のブランド「サルヴァトーレ・フェラガモ」。“ガンチーニ”と“ヴァラ”が代表的なモチーフです。マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンなどの歴史に残る大スターの靴も手がけ、今もなお現代女性の憧れでもある「サルヴァトーレ・フェラガモ」の名前の由来を知っていますか?
子供の頃からの夢“靴職人”を実現した創業者「サルヴァトーレ・フェラガモ」
サルヴァトーレ・フェラガモは、1898年14人兄弟の11番目として、イタリアのボニート村に生まれました。靴職人を夢見た彼は、完璧な靴づくりの秘密を学ぶ目的でアメリカに渡り、大学で解剖学を学びます。そこで、『体重は土踏まずのアーチに垂直にかかる』という発見をし、靴の内側に土踏まずを支える仕組みを施しました。
こうして生まれた足と靴をフィットさせ履き心地が良く、足が痛くならない靴は、ハリウッドスター達に愛され、“スターの靴職人”と呼ばれるほど大成功を収めます。その後、故郷のイタリアに帰国し、1927年に自身の名を冠にした「サルヴァトーレ・フェラガモ」を設立します。
ガンチーニとヴァラが代表的なモチーフ
ガンチーニは、イタリア語で留め金を意味します。1969年ハンドバッグの留め金として使用されて以来引き継がれています。一方ヴァラは、刻印入りのリボンがモチーフのアイコンで、1978年フェラガモの長女がデザインしたパンプス(ヴァラ)のモチーフとして誕生しました。「ヴァラ・リボン」と呼ばれ、バッグや小物などにも用いられています。
フィレンツェにて開催の展示会「Silk」、バーチャルで日本国内からも訪問可能
イタリアのフィレツェ、スピーニ・フェローニ宮殿にあるフェラガモミュージアムで、シルクの歴史を巡る展示会“Silk”が、2022年4月まで開催されています。こちらは、バーチャル訪問ができ、実際に展示場にいるかのようなリアル体験が可能です。要所には、英語やイタリア語の音声ガイドがあるので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
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