コロナの影響で観光需要の低迷やリモートワークの普及による新たな働き方として「ワーケーション」が注目されています。政府も、補助金の支給を始めるなど促進普及に力を入れている取り組みです。アメリカ発祥で、日本でも日本航空 <9201> や三菱UFJ銀行などが取り入れている「ワーケーション」は、どのような働き方なのでしょうか？

Work（働く）とVacation(休暇)からなる造語。働きながら、休暇を楽しむこと

「ワーケーション」とは、自宅や職場以外のリゾート地や観光地、帰省先などの休暇先や旅行先で休暇を楽しみながらリモートワークで働くことを指します。滞在先でも仕事と休暇を併用しながら過ごせるため、長期滞在も可能です。

従業員にとっては、休暇を取りながら仕事をすることで、ストレスの軽減などの精神衛生面でよい効果が期待できます。また、リフレッシュできるため、創造性も高まります。企業にとっては、有給取得率の向上や社員の意欲向上による生産性アップが期待できます。

また、自治体にとっても「ワーケーション」は、移住者を呼び込むきっかけとして期待されています。

「ワーケーション」に対する国の取り組み

環境省は、沖縄などの県に、県外企業の誘致や「ワーケーション」による観光者の長期滞在促進などを目的とした補助金を支給しています。滞在先でも「ワーケーション」ができるようにWi-Fi環境や働くスペースの整備などの支援にも力を入れています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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（2022年1月3日公開記事）