どんな意味?「バイオマス」──【ビジネス・カタカナ用語】

2022/03/06 08:00

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SDGsが掲げられ「バイオマス」という言葉を見聞きする機会が増えました。マクドナルド <2702> は、「バイオマス素材の認証マーク」が付いたレジ袋を導入しています。地球環境にやさしい資源である「バイオマス」とは、どのようなモノなのでしょう? 再生可能な生物由来の資源である「バイオマス」 バイオマスとは、動

SDGsが掲げられ「バイオマス」という言葉を見聞きする機会が増えました。マクドナルド <2702> は、「バイオマス素材の認証マーク」が付いたレジ袋を導入しています。地球環境にやさしい資源である「バイオマス」とは、どのようなモノなのでしょう?

再生可能な生物由来の資源である「バイオマス」

バイオマスとは、動物、植物、微生物などの生物から生まれた再生可能な資源の総称です。一般的には、石油などの化石資源は含まれません。太陽と生物が存在する限り持続的な再生が可能で、環境に配慮されたエネルギー源として注目されています。

バイオマスは主に3種類に分類されています。食品廃棄物、紙クズ、家畜糞尿などは「廃棄物系バイオマス」、稲わら、もちがら、林などの放置木材などは「未使用バイオマス」、エネルギーを作る目的で栽培されるサトウキビ・トウモロコシなどの植物は「資源作物」と呼ばれます。

天候に左右されず、“カーボンニュートラル”な「バイオマス発電」

「バイオマス」を燃料として燃やし、発生した蒸気でタービンを回す発電方法を「バイオマス発電」といいます。 「バイオマス」を燃焼することでCO2が放出されますが、燃料となる植物などは、成長過程の光合成で大気中のCO2を吸収しています。発電で発生したCO2は、成長過程で吸収したモノと置き換えられるため、CO2排出量の合計は実質ゼロになります。

このように、中立(ニュートラル)の状態にする考え方を「カーボンニュートラル」といいます。日本では、2020年10月の臨時国会で「2050年カーボンニュートラル」が宣言され、企業や自治体などが実現に向けてさまざまな取り組みを開始しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年1月4日公開記事)