中年男性の間で、シミ・シワ取りなどの「美容外科」をする人が増えているという。最近では、株主優待生活で有名な元プロ棋士の桐谷広人さんが、シミ取りをして若返りに挑戦したことで話題を呼んでいる。中年男性の美容外科で一般的な施術方法や、費用相場を見ていこう。

中年男性の美容外科の施術方法は？

中年男性の美容外科で一般的なのは、リフトアップやシミ消し、シワ取りだ。いずれもメスを入れたりする大きな施術は必要ない。

リフトアップでは、肌に細い針を指して糸を埋め込む手法を使う場合が多いようだ。しっかりとリフトアップしたい人向けで糸の本数が少ない「糸リフト」と、お手軽にリフトアップしたい人向けで糸の本数が多い「ショッピングリフト」に大別される。

シミ消しにはレーザーを使用するのが一般的で、くすみや赤ら顔、そばかすの改善も期待できる。

シワ取りでは、ヒアルロン酸やボトックスなどの手軽な治療方法が人気。年齢が一番出やすい部位は目尻とほうれい線とされ、そうした部位を改善するだけでも、5〜7歳若返って見えるという。

美容外科の費用相場はいくら？

複数のクリニックの料金をもとに、施術1回あたりの相場を算出すると、例えばリフトアップの相場は、「糸リフト」では糸4本なら30万円前後、「ショッピングリフト」では糸20本なら6万円程度だ。個人差はあるが、それぞれ半年〜1年、8カ月〜1年は効果が持続するという。

顔のシミ取りをレーザー治療で行う場合の相場は、1回あたり1万円程度で、5〜6回を目安に繰り返すことが推奨される。

また、シワ取りをボトックス注射で行う場合、額・眉間・目尻・目の下・アゴなどのいずれか1部位あたり8,000〜3万円が相場だ。ヒアルロン酸注射の相場は、1ccあたり5〜10万円前後だ。ちなみに注入量の目安は、目の下なら0.5cc、ほうれい線なら1〜1.5cc、口元は1ccとされている。

美容外科は将来に向けた投資？

中年男性の美容外科の費用相場を高いと感じただろうか、それとも意外にお手頃だと感じただろうか。

美容外科により本人が持つ悩みを解消するのが重要なのは間違いないが、山川アンク氏による『収入2700万円の差がつく身だしなみ』（辰巳出版、税込1,296円）によれば、肌や髪型、体型、スーツの着こなしなどの見た目によって、生涯年収に大きな差が出るという。

これが本当ならば、見た目の構成要素の一つである「肌」を若々しく保つため、美容外科に投資するのも一つの選択かもしれない。

文・廣瀬優香（フリーライター）
編集・dメニューマネー編集部
画像・makotomo / stock.adobe.com（画像はイメージです）

【関連記事】
・「年金」いくらもらえる？「月20万円」で足りる？
・初心者向け！ネット証券オススメランキング（外部サイト）
・最も稼げる「国家資格」は？医師でも勝てない仕事
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは？（外部サイト）
・確定申告しないと税務署にバレる？よくある5つのケース

（2022年1月9日公開記事）