投資には「利回り」や「利率」という言葉がよく出てきます。「投資にリスクはつきもの」といわれるように、投資商品を購入するかどうかの判断には情報の収集・分析が必要不可欠です。
「利回り」と「利率」は必ず確認する項目です。どちらも〇%と表すので何らかの割合を意味していることはわかりますが、それぞれどう違うか説明できますか?
債券投資における「利回りと利率」
利回りと利率は主に「債券投資」で使われる言葉です。
「債券」とは国や地方公共団体、企業などが資金調達をするための有価証券です。 債券を保有している間は継続的に利息を受け取ることができて、満期が来ると額面金額分の現金が戻ってきます。債券は「額面金額」通りに売買されるわけではありません。発行者が額面100円あたりの単価を101円と定めている場合、額面100,000円の債券価格は101,000円です。
債券投資における「利率」は「額面金額に対する利息の割合」です。債券を保有している間に毎年もらえる利息を計算できます。
一方「利回り」は、債券価格(投資した金額)に対する収益の割合です。収益とは、利息+「債券価格と額面金額の差額」です。利率だけ見て投資判断はできません。利回りも考慮することが大切です。
解答:「利回りと利率」の違いとは……
「利回り」が投資金額に対する収益の割合、「利率」が額面に対する利息の割合です。収益からは手数料や税金が引かれることも頭に置いておきましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年1月9日公開記事)