最近、高齢者のクルマによる事故のニュースをよく耳にします。平成29年に起きた75歳以上の運転者による死亡事故の原因は、運転操作ミスが約30%を占めていました。交通事故防止策の一環として官民が連携し「サポカー」の普及啓発を図っています。
2017年から使われるようになった名称「サポカー」の詳しい意味を知っていますか?
セーフティ・サポートカーには、「サポカー」と「サポカーS」の2種類がある
「サポカー」とは、衝突時の被害を軽減するために、自動ブレーキなどの先進安全技術を活用し、運転を支援する機能を備えたクルマを指します。2017年にこのようなクルマを総称して“セーフティ・サポートカー”、略して「サポカー」という愛称で呼ぶようになりました。
「サポカー」はクルマ、モノ、人などと衝突を防ぐ自動ブレーキを搭載しているクルマ全般を指し、すべてのドライバーに推奨されるクルマです。そして自動ブレーキだけではなく、ペダルの踏み間違え時の急加速を抑制する装置、車線からはみ出した時に警報を知らせる装置などを搭載し、特に高齢運転者に推奨されているクルマを「サポカーS」といいます。
経済産業省が高齢者に「サポカー」の補助金を支給
経済産業省は、令和3年度中に満65歳以上になる人を対象に最大10万円の補助金(クルマによって支給額などの条件は変わります)を出す「サポカー補助金」制度を設けています。2021年度分は締め切られ、2022年度については、まだ詳細は発表されていません。
クルマの先進安全技術は、運転を支援するものです。機能には限界があるため、「サポカー」を過信せず安全運転を心がけましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年1月9日公開記事)