オートクチュールのドレスや映画・ステージの衣裳、企業や学生の制服に至るまで、さまざまなデザインを手掛ける日本発のファッションブランド、「ハナエモリ」。1993年当時皇太子殿下のご成婚の際に、雅子さまのローブデコルテのデザインも担当しました。
1951年の設立以来、70年以上活躍し続けるブランド「ハナエモリ」の名前の由来、ご存じでしょうか。
数々の映画衣裳を担当した創業者
「ハナエモリ」は、創業者「森英恵」の名前がブランド名の由来になります。70年以上続く「ハナエモリ」の原点は、1951年新宿に開店したスタジオ「ひよしや」です。若者が集まる評判の洋裁店となった「ひよしや」には、大映、東宝、東映、松竹などで数々の映画衣裳の依頼が来るようになりました。
そして「ハナエモリ」は、1965年ニューヨークで初の海外コレクションを発表しました。その後もオートクチュールの新作発表を行いつつ、舞台衣裳やコンサート衣裳、企業の制服、オリンピック日本選手団の公式ユニフォームなどのデザインも担当。「ハナエモリ」の活動は国内外から高く評価され、数々の賞を受賞しています。
2002年よりライセンス事業は三井物産アイ・ファッションが行う
現在「ハナエモリ」は、三井物産の子会社である「三井物産アイ・ファッション」がライセンス事業を行っています。「ハナエモリ」の世界観を尊重しながら、幅広い品揃えやサービスを提供しています。
2021年6月に国立新美術館で開催された展覧会、「ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会」では、発表した数々のコレクションが紹介されました。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年1月9日公開記事)