世界中で注目されている「MaaS」。この言葉は、2016年にフィンランドのベンチャー企業MaaS Global社が、交通経路の検索とモバイル決済を組み合わせたサービスを開始したことから普及したといわれています。現在日本でも脚光を浴びている「MaaS」ですが、実はある言葉の略称なのです。
「MaaS」とは、一体何の略でしょうか。
市場成長率は年平均25%とも言われている成長産業「MaaS」
「MaaS」とはMobility as a Serviceの略称で、直訳するとサービスとしての移動を指します。つまり、出発地点から目的地への移動を1つのサービスとして捉え、スマホなどからシームレスな(継ぎ目のない)交通を組み合わせて検索したり、予約や決済を一括で行ったりする新しい移動の概念です。
具体的なサービスとしては、車を所有するのではなく共有して好きな時だけ利用するカーシェアリング、必要なタイミングで借りたり返したりできるシェアサイクル、相乗りサービスのライドシェアなどがあります。
また、代表的な企業としては、ウーバー・テクノロジーズ社が挙げられます。日本では料理宅配サービスで有名な同社ですが、実は世界70カ国以上で配車サービスを提供しているMaaS企業です。日本でも国土交通省が支援を行い、全国の自治体などで「MaaS」の実証実験が行われています。サービスが普及し気軽に利用できるようになれば、移動の利便性が向上し観光促進などが期待できます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年1月10日公開記事)