昔遊んでいたゲームやソフトで、要らなくなったものが押し入れに眠っていないだろうか。往年の名機・任天堂 <0000> のファミリーコンピュータ(ファミコン)のソフトの中には、オークションやフリマアプリで高値がついているものがある。売価より高い数万円のものもある。もしかしたら、要らなくなったソフトがお年玉に化けるかもしれない?
「メルカリ」で販売相場を調査してみた
フリマアプリ大手の「メルカリ」で、過去に販売された中古のファミコンソフトの相場を調べてみた。ソフトによって箱の有無や動作確認がされているかどうかなど違いがあるが、今回は「箱ナシ」「動作確認済み」の条件に合うソフトに絞ってデータを取った。
高額取引されている中古ファミコンソフトは以下の通りだ。
ソフト名 | 販売相場 |
タッグチームプロレスリングスペシャル | 9万〜12万円 |
ギミック! | 2万〜5万円 |
バトルフォーミュラ | 2万4,000〜4万6,000円 |
ムーンクリスタル | 2万5,000〜3万5,000円 |
バブルボブル2 | 1万6,000〜2万8,000円 |
聖鈴伝説リックル | 1万7,000〜1万8,000円 |
地底戦空バゾルダー | 1万〜1万7,000円 |
悪魔城ドラキュラ | 1万5,000〜1万6,000円 |
オーバーホライゾン | 1万1,000〜1万5,000円 |
KUNG FU(クンフー) | 7,000〜1万4,000円 |
12万円で販売されたレアソフトも
高額で販売されているソフトとしては『タッグチームプロレスリングスペシャル」(9万〜12万円)や『ギミック!」(2〜5万円)などがある。これらのソフトに共通している点は「希少性」だ。
『タッグチームプロレスリングスペシャル』は、ナムコが1986年に発売したプロレスゲームのファミコンソフト『タッグチームプロレスリング」の限定版として、はがきで応募した人の中の600人限定で配布された。
一方の『ギミック!』はファミコンソフトとしてはかなり後期の発売になり、販売数も相当少ないソフトだ。さまざまな仕掛けをクリアしながら進むのが醍醐味のアクションゲームで、今なお高額で取引されている。
販売数が多い有名ソフトは取引価格が安め
一方、有名なファミコンソフトであっても販売数が多いソフトは、高額では取引されていない。例えば『スーパーマリオブラザーズ」の一作品目は200〜400円程度、『ドラゴンクエスト」の一作品目も200〜300円程度だ。
中でも『ロックマン』の一作品目は2,000〜3,000円程度と有名ソフトの中では高額だが、『タッグチームプロレスリングスペシャル』や『ギミック!』などには到底かなわない。
売れば数万円のお年玉になるかも
もしあなたの押し入れに有名なファミコンソフトが眠っていても、売っても二束三文程度にしかならないが、販売・提供本数が少ないレアソフトであれば、売れば数万円以上を手にすることができるかもしれない。
しまったままのファミコンソフトがあるなら、この機会に一度出してみて、「メルカリ」の情報などを参考に取引相場を調べてみてはどうだろう。
文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部
画像・stas111 / stock.adobe.com(画像はイメージです)
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