華奢で美しいラインのピンヒール、目の覚めるような真っ赤な靴底が特徴的なハイヒールでおなじみ、クリスチャンルブタン（Christian Louboutin）。2014年からは、ネイルやリップなどのコスメやフレグランスなどを発売しました。クリスチャンルブタンらしい、個性的でオシャレなパッケージが世の女性たちを魅了し続けています。

ニコール・キッドマンやサラ・ジェシカ・パーカーなど、世界中のセレブに愛されているブランド「クリスチャンルブタン」の名前の由来、ご存じでしょうか。

創業者が部下のペディキュアからひらめいた「レッドソール」

クリスチャンルブタンは、1991年パリで誕生しました。ブランド名は創業者のクリスチャン・ルブタンの名前が由来です。靴の製作に関わっていた、ファッションデザイナーのクリスチャン・ルブタンとビジネスパートナーであるブルーノ・シャンベランが創業しました。

ルブタンは自分のデザインした靴に何か物足りなさを感じた時、ふと部下の足の爪に塗られている赤いマニュキアが目に入り、靴底を赤く塗るアイディアが浮かんだそうです。クリスチャンルブタンの靴のトレードマークである真紅の靴底、「レッドソール」はこうして誕生しました。

2021年フェラーリのオーナーが株式を取得

コロナ禍の外出制限やロックダウンなどの影響で、全世界で高級品セクターは大打撃を受けました。高級品の売上は前年比22％減の2170億ユーロ、同じく売上の落ちた2014年と同等レベルまで落ち込んでいると推測されます。

2021年、イタリアの財閥で自動車メーカー「フィアット」の創業者であるアニェッリ家は、自ら運営する投資会社を通じてクリスチャンルブタンに5億4100万ユーロ（約697億円）を投資。クリスチャンルブタンの株式24％を取得しました。両社は「この提携は（クリスチャンルブタンの）次のフェーズへの進化を加速させる」と共同で声明を発表しました。

文/編集・dメニューマネー編集部

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（2022年1月12日公開記事）