よく似ている言葉の「振込」と「振替」。どちらも送金に関する言葉ですが、意味が少し異なります。「振込」をお願いしたり、お願いされたりすることはあっても、「振替」をお願いするという状況はめったにありません。ややこしいですが振替は、口座振替ともまた違います。「振込」と「振替」、どう違うか知っていますか。
送金先口座が自分名義か他人名義で異なる
まず「振込」とは、同一銀行または他銀行にある他人名義の口座にお金を移動することです。振込には基本的に手数料が発生します。手数料は振込方法や振込額によって異なりますが、同一銀行内の方が他行への振込よりも安くなります。そして、同一銀行内の振込手数料は、ネットバンキングを利用すると無料になるケースがほとんどです。
次に「振替」は、一般的に同一銀行内の同一名義の口座間で、お金を移動することを指します。手数料は無料になる場合が多いですが、銀行によって振替が利用できる範囲が異なります。銀行内の同一店舗内の移動のみ振替ができる銀行や、あらかじめ登録を行えば家族名義の口座への資金移動も「振替扱い」になり、手数料がかからない銀行などもあります。
ちなみに、振替と似ている言葉で「口座振替」がありますが、これはまったくの別物です。口座振替は自動引き落としと同じ意味で、クレジットカードの利用料金や公共料金などを自動で払い込みできるサービスです。
解答:「振込」と「振替」の違いとは……
「振込」が他人名義の口座にお金を移すことで、「振替」は自分名義の口座にお金を移すことです。ネットバンキングをはじめとするオンライン決済は便利で手数料もお得ですが、ログイン情報は厳重に管理しましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年1月15日公開記事)