個人での資産形成の必要性が高まっている昨今、「REIT」という言葉を1度は聞いたことはありませんか。REITとは投資信託のスキームを利用して不動産に投資をする金融商品です。2021年には世界のREIT時価総額が過去最高の2.5兆ドル更新し、注目を浴びています。この「REIT」、実はある言葉の略称なのです。

一体、「REIT」とは何の略でしょうか。

REITの登場により不動産投資が身近になった

「REIT」とは「Real Estate Investment Trust」の略称です 。

REITの仕組みは、多くの投資家から集めた資金を元にして、商業施設やマンションといった複数の不動産を不動産投資法人が購入します。そして投資先の不動産から得られた賃貸収入や売買益が配当として投資家に分配されます。

この仕組みは元々アメリカで生まれたものです。日本ではJAPANのJを頭に付けて「J-REIT」と呼ばれています。

一般的に不動産へ直接投資をする際は「取引価格が高額で分散投資が難しい」、「流動性が乏しい」といったデメリットがあります。しかしREITは前述した仕組みで成り立っているため、「小額の資金で分散投資が可能」、「安定した配当が得られる」といったメリットがあり、一般の投資家でも不動産投資が可能になっています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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（2022年1月15日公開記事）