食料品やガソリン代など身の回りの物が値上がりしています。そんななかで、値下がりしているものがあります。実は自動車保険の保険料は値下がりしています。今こそ自動車保険を見直すチャンスなのです。
値上げラッシュの中で自動車保険は値下がり
自動車保険の保険料は保険会社が好き勝手に決めているわけではありません。事故の発生件数など保険料を算定する基準となるデータをもとに自動車保険参考料率というものが算定されます。それをもとに損害保険各社が保険料を設定しているのです。
最近では事故の発生件数は減少傾向にあり、2021年9月に自動車保険参考料率が引き下げられています。それを受けて、保険会社各社は2022年1月から保険料の引き下げや商品内容の改定を行っています。
保険で見直すべきポイント
保険料が引き下げられたにもかかわらず、自分の保険は安くなっていない。そう感じている人もいるはずです。そんな人こそこの機会に保険内容を見直す必要があります。
基本契約以外に付いている特約を見直してみてはいかがでしょうか。
たとえば「レンタカー特約」。事故などで車を修理していて契約車両が使えない時など、レンタカーを借りる費用について補償する特約です。もともと車を休日のレジャーなどにしか使わないなら、事故で車が一時的に使えなくても困らないはずです。
「身の回り品特約」も本当に必要な人は限られています。これは事故や盗難で車内やトランクに積んでいた身の回り品に損害が生じたら補償を受けられるものです。
「車両保険」の見直しも節約の効果が大きいです。新車の時に入ったまま契約を見直すタイミングを逃し、高額の保険料を払い続けている人は少なくありません。買い替え予定があるなどなおさらです。本当に車両保険が必要かよく考えてみる必要があります。
ゴールド免許で賢く節約
自動車保険にはゴールド免許割引があることは広く知られています。もし、自分の免許証がゴールドで無ければ、無事故無違反を続けてゴールド免許を手に入れるのが何よりです。
しかし、自分の免許がゴールドでなくともあきらめる必要はありません。配偶者や両親などのゴールド免許保有者を保険契約者にすれば、割引を受けられることがあります。
自動車保険は年に1度の更新の時だけしか契約内容に目を通さない人が大半でしょう。しかし、保険料が下がっている今こそ見直しで節約の効果が大きいと言えます。
文・高村阿木夫(現役銀行員のマネーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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