「仮想通貨」と「暗号資産」は、どちらも時々ニュースに登場して世間をにぎわせます。一時期は異常な盛り上がりを見せ、億単位の資産を築いた人が「億り人(おくりびと)」と呼ばれ、もてはやされました。
近年、中米のエルサルバドルが、世界で初めてビットコインを法定通貨にしたことも注目されています。「仮想通貨」と「暗号資産」、どのように違うか分かりますか?
2020年5月1日以降「仮想通貨」含むデータ資産は「暗号資産」が正式名称に
「仮想通貨」とは、インターネット上でやり取りされる電子データのことで、通貨のような機能を持ちます。仮想通貨にはさまざまな種類がありますが、現在もっとも普及しているのがビットコイン(単位:BTC)です。
ところで、仮想通貨は円やドルなどの法定通貨ではありません。仮想通貨は「交換所」や「取引所」で法定通貨と交換できます。しかし仮想通貨は価格の上下が非常に激しく、価値が安定している法定通貨とは似て非なるものです。
仮想通貨の名称について、2018年のG20サミットで通貨(Crypto-currency)ではなく資産(Crypto-asset)と定義されました。これを受けて日本では、2020年5月1日の資金決済法改正で、「仮想通貨」の正式名称が「暗号資産」になりました 。
「暗号資産」は、ブロックチェーンという仕組みで管理されています。ブロックチェーンとは、複数の取引履歴からなるブロック同士を鎖のように繋いで記録する技術です。この記録は高度な技術で暗号化されており、参加者が共有することで不正取引を防ぐとされています。
解答:「仮想通貨と暗号資産」の違いとは……
「仮想通貨」の正式名称が「暗号資産」です。暗号資産交換業者は金融庁へ登録する義務があり、業者名はホームページで公開されます。取引を行う場合は確認しましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年1月16日公開記事)