FIREの目安である「4%ルール」「25倍」とは? 経済的に自立した生き方

2022/03/20 07:00

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経済的に自立した早期退職を指すFIREに憧れている人は多いでしょう。しかし、「どれくらい資産をつくれば早期退職できるのか」が分かっていないと、具体的に行動に移せず、実現も難しいでしょう。FIREを語るうえで欠かせないキーワードが、「4%ルール」と「25倍」です。 FIREを実現するための目安=「4%ルール」と「25倍」

経済的に自立した早期退職を指すFIREに憧れている人は多いでしょう。しかし、「どれくらい資産をつくれば早期退職できるのか」が分かっていないと、具体的に行動に移せず、実現も難しいでしょう。FIREを語るうえで欠かせないキーワードが、「4%ルール」と「25倍」です。

FIREを実現するための目安=「4%ルール」と「25倍」の資産

FIREは、経済的自立(Financial Independence」と早期退職(Retire Early」」からなる造語。リタイヤしたあとの生活費は資産運用でまかなうのが一般的で、ただの早期退職と違うのは、これまでの資産を切り崩さないという点です。

仕事により投資元本を貯め、運用益で生活できる目途を立てリタイヤする。これが、FIREで叶える新しい生活スタイルです。

FIREを実現する目安である「4%ルール」とは、年間支出を投資元本の4%に抑えること、「25灰」とは、年間支出の25倍の資産が必要だということです。

FIREを実現するための資産を算出するなら、まず年間支出から把握する必要があります。例えば年間支出が250万円なら、6,250万円の資産が必要です。

ちなみに、4%という数字は、アメリカの経済状況が基準。日本の場合、アメリカのインフレ率よりも低く、資産が減る割合も低くなるため、5~6%ほどと考えても問題はないでしょう。

FIREを実現するための方法は

目標である年間支出の25倍の資産を築くための方向としては、本業と並行して株式投資や不動産投資で資産を運用する方法が考えられます。

資産形成にかかる時間を短くできるうえ、投資経験も積めます。

しかし、たくさん稼いでもたくさん使っては意味がありません。何にどれだけお金を使っているかを把握し、無駄な支出を抑えることも大切です。リタイヤしたあとにどれだけ生活費がかかるかを把握することにもつながります。

FIREを考えることは理想の生き方を考えること

“時間を費やして会社で働くこと”から解放されれば、自分の時間を自由に使えるようになります。

最近では、FIREしても完全にリタイヤせず、資産を築いた後も無理のない範囲で働く人も増えているようです。経済的に自立すれば、好きなことだけできるようになるなど選択肢が広がります。FIREを実際目指すかどうかはともかく、「もし目指すとしたら」」と想定して、自分の理想の生き方や働き方を考えてみてはいかがでしょうか。

文・佐々木佐奈(ライター)
編集・dメニューマネー編集部

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