会社員の副業として、アパート経営が注目されています。アパート経営に興味を持っている人は、「今の年収で不動産投資ローンを組める?」「家賃収入はどのくらいもらえるの?」など気になっているのではないでしょうか?ここではアパート経営の気になるポイントを紹介します。
二足のワラジ「サラリーマン大家」のメリット
アパート経営では、購入・建設したアパートを第三者に貸して家賃収入を受け取ります。不動産投資(不動産事業)の一種で、一般的に次のようなメリットがあることから、会社員の副業として人気です。
1.安定的に継続収入を得られる
2.管理会社を活用すれば手間がかからず、本業に専念できる
3.融資ではサラリーマンという属性が有利に働く
最近では、サラリーマン大家として資産を築き、将来の老後生活や倒産など万一の事態に備える方も増えてきています。
アパート経営には年収700万必要ってホント?
アパート経営を始める際は、最初に不動産投資ローンを組み、アパートを購入(建設)する必要があります。不動産投資ローンを組むときは、住宅ローンなど他のローンと同様に、審査が行われます。審査基準は公表されていませんが、年収や勤め先、勤続年数などから総合的に判断されることが多いです。
不動産投資ローンを組めるのは、年収700万という通説がありますが、地方銀行やネット銀行を活用すれば、年収500万で融資を受けられるケースも存在します。年収700万未満なら、地方銀行やネット銀行を中心に不動産投資ローンを提供している金融機関を探しましょう。
アパート経営ってどのくらい儲かるの?
不動産投資をすると、確定申告で不動産所得を申告しなければなりません。参考として、不動産所得の所得階級別の人数を見てみましょう。
不動産所得階級 | 人数 |
70万円以下 | 2万8,814人 |
100万円以下 | 5万2,106人 |
150万円以下 | 10万9,247人 |
200万円以下 | 10万7,035人 |
250万円以下 | 9万7,005人 |
300万円以下 | 8万6,150人 |
400万円以下 | 14万3,966人 |
500万円以下 | 10万8,666人 |
600万円以下 | 7万8,158人 |
700万円以下 | 5万8,144人 |
800万円以下 | 4万3,698人 |
1,000万円以下 | 5万8,775人 |
1,200万円以下 | 3万4,641人 |
1,500万円以下 | 2万9,848人 |
2,000万円以下 | 2万4,572人 |
3,000万円以下 | 1万7,241人 |
5,000万円以下 | 8,172人 |
1億円以下 | 2,826人 |
2億円以下 | 568人 |
5億円以下 | 92人 |
10億円以下 | 6人 |
最も人数が多いのは「300万円超400万円以下」です。不動産投資にはたくさんの種類があり、不動産投資歴や所有棟数によっても所得は変わるため、一概にはいえませんが、所得データは一つの目安になります。
本業以外にも収入があると、リストラや倒産といった万一の事態にも落ち着いて対処できます。また、心の余裕が仕事のパフォーマンスに良い影響を及ぼすこともあるでしょう。アパート経営に興味があるなら、勉強や情報収集に取り組み、一歩を踏み出してください。
文・木崎涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
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