再編の東証3市場。プライム、スタンダードと何?

2022/03/20 20:45

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東京証券取引所では2022年4月、現在の4市場(1部、2部、ジャスダック、マザーズ)が廃止、3つの市場に再編されます。新設される3市場は、最上位の「プライム」、中堅の「スタンダード」と、新興市場向けの何市場でしょうか? 1 バリュー 2 グロース 3 ベンチャー 魅力的な投資先としての市場を作るための

東京証券取引所では2022年4月、現在の4市場(1部、2部、ジャスダック、マザーズ)が廃止、3つの市場に再編されます。新設される3市場は、最上位の「プライム」、中堅の「スタンダード」と、新興市場向けの何市場でしょうか?

1 バリュー
2 グロース
3 ベンチャー

魅力的な投資先としての市場を作るための再編

新設される3市場の最上位「プライム市場」には、東証1部のおよそ8割にあたる1,841社が移行します((経過措置296社含む)。中堅にあたる「スタンダード市場」には1477社が移行し、その他の459社が移行するのは「グロース市場」。正解は②です。

今回の再編にはいくつかの理由・背景があるとされます。東証1部に、流通株式(市場に出回っている株式)が少なく、成長力が乏しい企業がいつづけていること。マザーズとジャスダックという2つの新興市場が重複して存在することで投資家の混乱を招いていることなどです。

新設の目的は、3市場に厳しい上場維持基準を設定することで、東証市場全体の質を向上させること。最終的には、世界の投資マネーを東証に流入させたい、世界に通用する競争力のある市場を作りたいという狙いがあります。

3市場にはそれぞれどんな企業が上場するのか

プライム市場には、トヨタ自動車 <7203> やソニーグループ <6758> など日本を代表する企業が移行。スタンダード市場は、おおむね時価総額が10億以上で、日本マクドナルドHD <2702> や東北銀 <8349> 、島根銀 <7150> など複数の地銀が1部から移行します。

グロース市場は、時価総額が5億以上あり、小規模でも高成長が見込まれるベンチャー企業向けの市場です。リスクが高い市場のため、事業計画の進捗状況など適切な開示が求められ、現在のジャスダックやマザーズ市場に上場している一部の企業が移行します。

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年1月21日公開記事)