銀行口座はいくつ持っていますか? 多すぎても管理しきれませんし、少なすぎても貯金がうまくできないかもしれません。「貯金1000万円」を達成した人は、銀行をどのように使っているのでしょうか。
1000万円以上の貯金がある人が持っているもの
1000万円以上の貯金がある人を対象としたアンケートでは、73%もの人が「貯蓄用口座」を持っていて、生活費とは分けて貯金していると回答しました。
回答者が500人という比較的小規模なアンケートではありますが、かなり高い割合で貯蓄用口座を活用しているようです。(2020年、まねーぶ「貯金実態調査」)
少なくとも、「生活口座(使う口座)」と「貯蓄用口座」の2種類はあったほうが良さそうだということが分かります。
同じアンケートで貯金成功の秘訣をたずねたところ、一番多かった回答は「貯蓄用口座を持っているから」で、二番目は「給料から先取り貯金をしているから」でした。
先人の真似をするなら、「給料から貯蓄用口座に先取り貯金をする」ことが貯金1000万円達成のコツかもしれません。
慣れてきたら3~4口座の使い分けも
2種類の口座の使い分けに慣れてある程度お金が貯まってきたら、次のステップも検討してみましょう。「生活防衛資金口座」と「投資用口座」です。
生活防衛資金は万が一の場合に備えて持っておく現金のことで、緊急予備費とも呼ばれます。「生活費が足りなくなると貯蓄用口座から引き出すことがある」という人は、絶対に手を付けないお金として生活防衛資金口座を分けることも意味があります。
生活防衛資金が貯まり、さらに貯金額が増えてくると、全額を現金で持つのではなく投資をしようと考える人もいるでしょう。その場合は、投資用口座が必要となる場合があります。
複数口座を持つその他のメリット
貯金がしやすくなること以外にも、複数の銀行口座を持つメリットはいくつかあります。
一つ目は、ある銀行でシステムトラブルが発生した場合でも、別の銀行を使えるという点です。
二つ目は、目的に合った条件の銀行を選ぶことができる点です。貯蓄用口座なら利息をもらうために少しでも金利が高い銀行を選んだり、支払いがメインの口座なら振込手数料で選んだりということができます。
口座数が増えすぎてしまっても管理がおろそかになりますが、自分が快適に使える範囲で複数の口座を持つことは問題なく、賢く使い分ければメリットも大きいでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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