男女1,000人を対象とした調査で、「脱サラ」をしたことがあると答えた人が男性で17%、女性で5%にとどまることが分かった。男女ともに脱サラをしたことがある人は極端に少ない。日本人の独立心やチャレンジ精神が低下しているのかもしれない。
脱サラして「成功した」が5割。ただ「後悔している」人も2〜3割いる
調査をしたのは、婚活・恋活や街コンなど中心とする男女の出会いメディアを運営するノマドマーケティング。全国の25歳から59歳までの男女に昨年12月、ネットでアンケート調査をしたという。
調査では、脱サラ経験者は低い割合だったが、その中で「成功した」と答えた人は、男女ともに5割を超えていた。「成功」の定義があいまいでだが、半分以上が脱サラしてよかったと考えているのであれば、そう低い割合ではないと言えそうだ。
ただ、脱サラ経験者に「後悔していますか」と聞いたところ、「はい」と答えた割合が男性で29%、女性では38%もいた。そもそも脱サラをした人の数が男性で94人、女性の24人しかいないため、この割合がどこまで全体の傾向を示しているかは分からないが、一つの参考にはなるだろう。
かなり陰鬱な脱サラ失敗談も
脱サラに成功しなかったと答えた人にその理由を聞くと、「飲食店始めたが、思ったほど客が来なかった」(37歳/男性/兵庫県)、「借金をたくさん背負った」(41歳/男性/北海道)、「金がないと何もできない。世の中すべて金」(47歳/女性/福井県)といった陰鬱な回答が返ってきた。
とはいえ、失敗を恐れていては成功をつかみ取れない。独立・起業を考えている人は脱サラ経験者の声を参考にしつつ、自分が進みたい道をしっかり見極めるといいだろう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年1月23日公開記事)