どんな意味?「ダイナミック・プライシング」──【ビジネス・カタカナ用語】

2022/03/21 18:30

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最近よく聞く「ダイナミック・プライシング」。日本では、2017年ころから使われ始めましたが、欧米では1980年代頃から「ダイナミック・プライシング」の動きが始まっていました。2021年東京オリンピック開催時、首都高速料金にも採用された「ダイナミック・プライシング」。詳しい意味を知っていますか? 需要状況に応じ随時、商品

最近よく聞く「ダイナミック・プライシング」。日本では、2017年ころから使われ始めましたが、欧米では1980年代頃から「ダイナミック・プライシング」の動きが始まっていました。2021年東京オリンピック開催時、首都高速料金にも採用された「ダイナミック・プライシング」。詳しい意味を知っていますか?

需要状況に応じ随時、商品やサービスの価格を変更する価格戦略

一般的に、お盆やゴールデンウイークなど需要が多い時期は、宿泊料金や航空運賃は、高額に設定されています。逆に、閑散期には、低く設定されたり、大幅な値引きをしたりしています。

このように、需要と供給の調整を計りながら、サービスの販売価格を頻繁に変動させ、利益の最大化を狙う価格戦略を「ダイナミック・プライシング」といいます。”動的価格設定”または、”変動料金”などとも呼ばれています。

利益だけでなく、価格差で利用者の集中を減らす目的もある

2021年東京オリンピック・パラリンピック期間中の首都高速料金は、移動による渋滞を避けるために変動料金を設定しました。6時〜22時の繁忙期時間帯は1,000円の上乗せ、0時~4時の深夜から未明にかけては、5割の値引きを実施しました。

また、都市部の鉄道料金にも「ダイナミック・プライシング」を検討することが、閣議決定されています。需要に応じて価格を変動させることで、分散乗車・混雑緩和等に繋がると期待されています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年1月23日公開記事)