「シンポジウムの開催」などとさまざまなメディアで目にする「シンポジウム」。パネルディスカッションやフォーラムと同じ意味だと捉えている方も多いのではないでしょうか。
ギリシャ語の“シンポシオン(symposion)”が語源になっている「シンポジウム」の詳しい意味を知っていますか?
意見交換のための公開討論会が、「シンポジウム」
「シンポジウム」とは参加している登壇者(シンポジスト)が、1つのテーマに対して、第三者となる聴衆の前で議論を重ねたり、質疑応答を行ったりする公開討論会を指します。議題に対する明確な答えを出すことは求められず、意見交換の場という意味合いが強いです。
1つのテーマに対し、違った角度や切り口から意見を聞くことができるので、多角的に検討すべきテーマなどを扱う際には有効な手段です。
「シンポジウム」の成功は、進行役の司会者の技量が大きく関わってきます。進行や時間配分、適宜な質問や意見のまとめなど、進行役は大切な役割を担う存在です。
パネルディスカッションやフォーラムとの違い
一方でパネルディスカッションとは、“パネラー”や“パネリスト”と呼ばれる参加者が意見を発表し、司会者が原則的に参加者に質問を投げかけながら、議論を進める集団討論会を指します。聴衆を含めた質疑応答は行いません。
フォーラムとは、「シンポジウム」同様、公開討論会と訳されることが多く、発表者と聴衆の全員が討論を行う場を指します。聴衆を含めた質疑応答も可能です。議題に対する答えを明確にする場とするため、最終的に多数決で結論を出すこともあります。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年1月26日公開記事)