ポテトチップス、うまい棒の値上げ、マクドナルドのフライポテトの休止など、お菓子好き、ファストフード好きには残念なニュースが続いている。
ポテトチップス値上げの理由は?
カルビー <2229> の人気商品・ポテトチップスが1月24日から値上げされた。発表は21年10月で、ポテトチップス うすしお味(60g)、ポテトチップス コンソメパンチ(60g)など主力商品が7~10%程度の値上げとなるほか、ポテトチップス うすしお味は85gから80gに減少。「じゃがりこ」は値段は据え置きで内容量が減らされるといい、じゃがりこサラダ(60g)が57gへ、じゃがりこチーズ(58g)が55gになる。
ポテトチップス うすしお味(28g)など一部の商品は終売となる。
今回の値上げ、内容量の削減に踏み切った理由について、同社は、「高温・干ばつの影響による北海道産原料ばれいしょの減収の見通しに加え、一部原材料価格が大幅に上昇して」いることと説明。
その上で、「商品の品質を維持しながらコストアップを吸収する取組みを続けてまいりましたが、自助努力のみでは価格や内容量の維持が極めて困難な状況」と理解を求めている。同社が理由として挙げた、価格が上昇している原材料には食用油などが含まれるとみられる。
マックのポテトも販売休止、1ヵ月くらい?
日本マクドナルドホールディングス <2702> は1月9日から、「マックフライポテト」のMサイズ、Lサイズの販売を一時休止している。21年12月24日から30日までもSサイズのみの販売していたが、MサイズとLサイズの復活販売はわずか9日間で終わりとなった。今回の休止期間の目処は1ヵ月程度という。
理由としては、同社が北米から輸入しているポテトの船便経由地であるカナダ・バンクーバー港近郊での大規模な水害が起きていることや、コロナ禍で物流網への混乱が世界的に起きていることなど。こうした背景から輸入が遅れているという。
販売休止している商品は、「マックフライポテト」Mサイズ、Lサイズと、“夜マック”限定の「ポテナゲ大」「ポテナゲ特大」。「マックフライポテト」の販売はセットメニューも含めSサイズのみ。
うまい棒も「初めて」値上げ
人気スナック菓子「うまい棒」の価格が値上げされる見通しだ。正式な発表ではないが、既に関係者の話として日経などの大手を含む各メディアが報じている。駄菓子メーカーのやおきんは1979(昭和54)年からかわらず税抜き10円の価格を維持しており、発売開始43年で初めての値上げになるという。
対象は4月以降、出荷されるもので、希望小売価格が10円から12円(いずれも税抜)になる。背景にあるのは、原材料や包装資材の費用の高騰など。過去にはサイズ変更などをして価格は据え置いてきた。
節分の豆も値上がり?
天候不順やコロナ感染拡大によるコスト高などでさまざまな食品の価格が上がっている。目前に控えた節分に欠かせない大豆も例年より高くなりそうだ。原料の大豆の価格そのものが高くなっていることや、輸送に必要なコンテナが足りなくなっていることなどが理由という。
中でも「国産もの」は大雨による天候不順などを背景に高騰しており、既に商品価格を1割程度値上げした販売店もあるようだ。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・やおきんドットコム
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