デジタル庁が提供する「コロナワクチンの接種証明書アプリ」が最新版にアップデートされましたが、使い勝手や機能はどうなっているのでしょうか。
そもそも接種証明書アプリとは
ワクチン接種証明書アプリは、海外渡航時、飲食店への入店やイベントへの参加時などに手軽に接種証明ができる手段としてデジタル庁が開発したスマホアプリです。
スマホとマイナンバーカード(海外渡航者は加えてパスポート)があれば5分ほどで登録でき、ひと目でワクチンの接種状況を証明できる作りになっています。
iOS版、Android版が用意されており、アプリストアで「接種証明書アプリ」と検索すればすぐにインストールできます。
旧姓併記のマイナカードに対応も まだ課題は多い
2021年末から提供が開始された接種証明書アプリですが、旧姓併記のマイナンバーカードでは利用できないといった大きなエラーも発生していました。
1月のアップデートではその問題が解消されたほか、モデルナワクチンの名称表記が変わるなど、細かい修正がほどこされています。
また、現在1週間から2週間に1回の頻度でアップデートが行われており、今後さらに使い勝手は改善していきそうです。
一方で、ワクチン接種の記録システム自体に誤記録が発生し、アプリでも誤った情報が表示されるなど、運用の課題はまだまだ残っているというのが実情です。
利用率は3%未満……役に立つのはまだしばらく先か
期待の大きい接種証明書アプリですが、実は利用者は1月中旬時点で約300万人と1回以上接種した人口の3%未満。浸透しているとは言いがたい状況です。
また、再度の感染拡大による行動制限、3回目接種完了への過渡期であることも影響し、飲食店やイベントで役に立つのは少し先になりそう。
感染が落ち着いて、さまざまな場所で接種証明書アプリが役に立つ日が早くきてほしいものです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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