投資をするなら知っておきたい「配当金」と「分配金」。配当金は主に株式投資に対して使う言葉で、分配金よりもよく知られています。株主優待と併せて配当を楽しみにしている投資家も多いのではないでしょうか。
分配金は配当金とは別の投資方法で発生するもので、配当金とは全く異なる仕組みです。「配当金」と「分配金」どのように違うか分かりますか?
分配金には受取と再投資がある
「配当金」とは、企業が利益の中から株主に還元するお金のことです。権利確定日に株主名簿に登録されている株主に対し、出資比率に応じて分配されます。一般的には年1〜2回、決算や中間決算後に支払われることが多いですが、四半期毎に支払う会社もあります。
配当金の額は会社の業績に左右されます。利益が大きい年は特別配当が出る場合もありますし、反対に全く出ない年もあります。配当金には約20%の税金がかかります。
一方「分配金」とは、投資信託の収益から投資家に還元するお金のことです。分配金の有無・金額は運用状況によって変わります。支払日は投資信託の決算日です。
分配金は普通分配金と特別分配金(元本払戻金)の2種類あります。分配金の取り扱いは、現金収入として受け取ったり、受け取らず再投資したりする方法があります。再投資は複利効果が期待できるので長期的な運用に向いています。
解答:「配当金と分配金」とは……
「配当金」は企業が株主に還元するお金で、「分配金」は投資信託の運用会社が投資家に還元するお金です。多くを還元するのか、事業へ投資するのか。どちらが良いとは一概に言えないのが面白いところです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年1月29日公開記事)