ソニー <6758> とパナソニック <6752> といえば、ともに日本を代表する電機メーカー。勤めている社員はエリートのイメージがありますが、年収が高いのはどちらなのでしょうか。
なんとソニーが300万円も高年収
それぞれの有価証券報告書によれば、最新の社員平均年収はソニーが約1,044万円、パナソニックが約744万円で、実に300万円もの差があります。
どちらも歴史ある一流企業ですが、従業員への待遇には実は大きな格差があるようです。なお、過去5年間の年収の推移は以下の通り。
年度 | ソニー | パナソニック |
2016 | 911万円 | 781万円 |
2017 | 1,014万円 | 768万円 |
2018 | 1,051万円 | 774万円 |
2019 | 1,057万円 | 755万円 |
2020 | 1,044万円 | 744万円 |
2016年度の時点でソニーが130万円ほど上回ってはいましたが、ここ5年でさらにその差が開いていることが分かります。
業績の差が給与にも反映されている?
ソニーとパナソニック、社員の給与にここまで大きな差が生まれてしまったのはなぜでしょうか。
業績を見ると、ソニーはここ5年ほど堅実に売上高をキープし、さらに純利益は大きく伸ばしています。特に2020年度の純利益は史上最高額の1.1兆円を記録しました。
かつて主力だった電機事業に加えて、「PS5」の販売が好調なゲーム事業や、音楽、映画事業などで売上を伸ばしているのが特徴です。
反対にパナソニックは全体的に伸び悩んでおり、売上高、純利益ともにここ5年ほどは右肩下がり。収益の柱となる事業を確立できていません。
こうした業績の明暗が、そのまま社員への待遇の差に現れているのかもしれません。今後も傾向が変わらなければ、その差はさらに広がっていく可能性も。
日本を代表する電機メーカー2社の動向に引き続き注目が集まります。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・ Sundry Photography, Panama / stock.adobe.com
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