金融リテラシーという言葉をよく聞くようになった昨今。お金に関する知識を身に付け、一人ひとりが経済的に自立することが重要とされています。金融リテラシーというと投資の知識のことと考えがちですが日々の家計管理も重要です。
「貯金や貯蓄」は、家計管理の基本です。どちらもお金をたくわえる意味がありますが、2つの内容は少々異なります。どう違うか分かりますか?
貯金は流動性が高いもの
「貯金」とは、お金をためることです。自宅にお金を保管することも金融機関の預貯金も、どちらも貯金です。預貯金とは、預けたお金に対して定期的に利息が払われる金融商品です 。万が一金融機関が破綻しても、一般預金なら1000万円までの元本は保証され安全に管理されます。
金融商品という意味での預貯金は預金と貯金の両方を指しますが、預け先によって名称が使い分けられます。預け先がゆうちょ銀行やJAバンクなどの場合は「貯金」、銀行や信用金庫に預ける場合は「預金」です。
「貯蓄」とは、お金を含む金融資産の蓄えのことです。例えば掛け捨てではなく積立型の保険は貯蓄になります。株式や国債などの有価証券や、会社の財形貯蓄なども貯蓄の一部です。
預貯金以外の貯蓄は、取り崩して現金化するのが難しいという特徴があります。それゆえ資産形成には有利とも言えます。
「貯金と貯蓄」の違いとは……
「貯金」とは広くお金をためることで、「貯蓄」とは金融資産全般をためることです。急な出費に対応できる貯金と、目的に合わせた貯蓄。両方のバランスも大切です。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年2月5日公開記事)