年収アップを目指す人が目標とすることの多い年収1,000万円。年収1,000万円を超える人は日本にどれくらいいて、彼らはどのような仕事についているのか。また、年収1,000万円を得ている人の暮らしとはどういったものなのか?
年収1000万円を超える人はどれくらいいる?
年収1,000万超の人の割合は以下の通りだ。
年収 | 全体 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
1,000万超 | 4.6% | 7.1% | 1.1% |
1,500万超 | 1.2% | 1.9% | 0.4% |
2,000万超 | 0.5% | 0.8% | 0.2% |
2,500万超 | 0.3% | 0.4% | 0.1% |
1,000万越えが4.6%で、22人に1人、男女でも差があり、男性では14人に1人、女性では91人に1人となる。
次に、同調査をもとに、平均給与の高い業種を見ていくと、「電気・ガス・熱供給・水道業」などのインフラ系の業種が715万円(給与569万円、賞与146万円)。「金融業・保険業」が630万円(給与489万円、賞与141万円)、情報通信業が611万円(給与497万円、賞与114万円)というようになり、平均給与が600万円を超えるのは、全業種中トップ3のみであった。
冒頭で触れたように、年収1,000万円は憧れの年収だが、一方で「意外と貯蓄できない」「お金が足りない」という声も多く存在する。しかし、年収と手取りはイコールではない。
日本の所得税は累進課税で、年収が上がるほど高い所得税率が適用される。そのため、「思ったより手取りが少ない」という状況が生まれてしまう。
すでに年収1,000万円を実現しているなら、iDeCoなどを活用して、手取りを増やす工夫をしてみるといいかもしれない。
年収1,000万円稼ぐ人にとっての「ぜいたく」とは?
年収1,000万円、さらには年収1,500万円以上になると、日々の生活で何にお金を使うことが贅沢に感じるようになるのだろうか。
そこで参照したのは、マネー系情報サイト「マネット」の編集部が2021年7月に実施した調査の結果だ。20~60歳の男女300人に対して「何に対して贅沢を感じるか」という質問を投げかけ、回答結果を平均年収別にまとめている。調査結果は次の通りだ。
「何に対して贅沢を感じるか」に対する回答結果 | |||
---|---|---|---|
年収 |
1位 |
2位 |
3位 |
年収100万円未満 |
食事 |
ブランド品など |
趣味、嗜好品 |
年収200万円台 |
食事 |
ブランド品など |
エステ、美容 |
年収300万円台 |
食事 |
趣味・嗜好品・お酒 |
|
年収400万円台 |
食事 |
ブランド品など |
エステ、美容 |
年収500万円台 |
食事 |
旅行 |
ブランド品など |
年収600万円台 |
食事 |
旅行 |
ブランド品など |
年収700万円台 |
食事 |
旅行 |
高級な日用品 |
年収800万円台 |
食事 |
趣味、嗜好品 |
アウトドア用品 |
年収900万円台 |
旅行 |
食事 |
アウトドア用品 |
年収1,000万円台 |
食事 |
旅行 |
車、バイク |
年収1,500万円以上 |
食事 |
旅行 |
アウトドア |
年収が低い人も年収1,000万円以上の人も、ほぼ「食事」が1位となっている。ただし、年収によって「どんな食事」を贅沢に感じるかは、かなり異なる。 調査では回答者に贅沢な食事に関するエピソードも聞いており、年収300万円台の50代女性は「スーパーで1,000円くらいのお刺身」、年収600万円台の40台の女性は「2,000円を超えてくるワイン」と回答。
一方、年収が1,000万円台の30代の男性は「一つ500円以上のお寿司を一口で平らげたとき」と話す。
また、年収が低い層では「ブランド品」などを購入することに贅沢を感じる人が多いが、年収が高くなってくると「旅行」や「アウトドア用品」といった回答が目立ってくる。
年収1,000万円台の人が旅行で感じる贅沢としては、飛行機でファーストクラスに乗ったときや、プライベートビーチを利用したときなどが挙がった。オーダーメイドの生活用品を買ったときに贅沢だと感じる高所得者も多い。
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年収1,000万円稼ぐ人にとっての「ぜいたく」とは?何にお金をかけるのか
編集・dメニューマネー編集部
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