住宅にまつわる2つの言葉「家主」と「大家」。少し古風な言い方の「家主」はあまり使わないかもしれませんが「大家さん」は親しみやすい呼び方です。
不動産関係には仲介業者や管理会社などさまざまな役割を持つ人がいます。「家主と大家」は同じ意味とも言えそうですが、実は微妙に異なります。どう違うか分かりますか?
住宅を賃貸に出す人が「大家さん」とは限らない
「家主」とは、一家の主人のことです。また賃貸住宅の所有者という意味もあります。一方「大家」とは「家主」の後者の意味と同じで、貸し家の持ち主のことです。2つの違いは「一家のあるじ」という意味があるか無いかだけです。
不動産の取引を定める法律には「民法」や「宅地建物取引業法」があります。法律では「家主」や「大家」ではなく「所有者」または「賃貸人」という言葉を使います。契約書や重要事項説明書などの書面においても同様です。
通常「所有者」と「賃貸人」は同じ人(もしくは会社)ですが、二者が異なるケースもあります。その代表例はサブリースです。サブリースとは、所有者から物件を借り上げた業者が、入居者に又貸しをする方式のことです。この場合サブリース業者が「賃貸人」になります。
なお国土交通省が作成した「賃貸住宅標準契約書」には所有者と賃貸人が異なる場合、その両方を記載することになっています。
解答:「家主と大家」の違いとは……
「家主」には賃貸住宅の持ち主と、一家のあるじという2つの意味があり、「大家」は貸し家の所有者のことです。大家さん自身が投稿し、入居希望者と繋がるユニークな物件情報サイトもあるようです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年2月12日公開記事)