レギュラーガソリンの小売価格の全国平均が1リットル当たり170円を超えた。その対策として、価格を抑えるため政府が、石油元売り会社に補助金を出す方針を明らかにした。しかし、この政策がガソリン代高騰を抑えるとは限らない。少しでもガソリン代を節約するには次の2つの方法が有効だ。
車の暖房は消したほうが燃費は良くなるのか
冒頭でも触れたようにガソリン代の値上げが続いている。少しでも車の燃費を良くし、ガソリン代を節約したいところだが、燃費を抑えるにはどうすればいいのか?
「トランクの荷物を軽く」「タイヤの空気圧のチェックを」
自動車全体の重量が大きいと、燃費は当然悪くなる。自動車の車体自体の重量は変えられないが、トランクに載せっぱなしの荷物を降ろせば、自動車全体の重量はその分軽くなっていく。
特にトランクに載せっぱなしにしがちなのが、ゴルフバッグやキャンプ用品。寒い時期は使うことがないので、トランクの中以外で保管できるスペースがあるのなら、今すぐ降ろそう。
また、タイヤの空気圧が足りていないと、走行性能が落ち、燃費も下がる。自動車メーカーは車種ごとに最適な空気圧を決めており、ドアの開口部などに貼られたシールにその数値が記載されている。
ガソリンスタンドに寄ったときには、定期的に空気圧をチェックしてもらうようにしよう。一部有料のケースもあるが、ほとんどの場合は無料で確認してもらえる。
「急加速・急減速は避ける」「渋滞を避ける」
「急加速」に「急減速」。「急」がつく行為は燃費にはマイナスだ。一般財団法人「省エネルギーセンター」の調べでは、ゆっくりと発進するだけで燃費が約1割向上するという。
また、走行中は加速や減速を頻繁にせず、一定のスピードで走行することも燃費の向上につながる。追い越しなどを頻繁にしている人は、それをやめるだけで燃費は良くなる。
また、渋滞を避けることを意識すると燃費も良くなる。渋滞を避けたいがゆえにあまりにも遠回りしてしまっては、走行距離が増えて本末転倒だが、少しルートを変えるだけで渋滞を避けられるならぜひ実践したい。
「早めにアクセルを離す」「エンジンオイルの定期交換」
前方の信号で止まることが分かっているときなどは、早めにアクセルを離してエンジンブレーキを効かせ始めることで、燃費を向上させることができる。
また、エンジンオイルはエンジンの性能を維持する役割を果たしている。エンジンオイルが古くなって劣化すると、エンジン内部で発生したエネルギーを車の動力に効率的に変換できなくなるので注意したい。
「ガソリン代」の節約になるクレジットカード3選
毎月かかるガソリン代だが、じつは支払いに使うクレジットカードによっては安く抑えられる。ここでは、割引や還元率が大きいお得なカードを3つ紹介する。
コスモ・ザ・カード・オーパス
イオン <8267> とコスモ <5021> が発行している「コスモ・ザ・カード・オーパス」は、全国のコスモ石油で給油時に会員割引が適用され、ガソリン・灯油を数円/リットルほどお得に利用できる。
また、入会特典として燃料油50リットル分、最大500円のキャッシュバックを受けられるのも特徴だ。
給油でWAONポイントが溜まるのも嬉しい。
apollostation card
出光 <5019> が発行する「apollostation card」は、出光系列スタンドでの給油がガソリン・軽油で2円/リットル、灯油で1円/リットルほどお得となる。
また、「ねびきプラスサービス」に加入すると最大10円/リットルの値引き、ウェブ明細の利用で毎年5月のガソリン代が割引になるなど、オプションサービスも充実している。
シェルスターレックスカード
「シェルスターレックスカード」も出光が発行するカードだが、「apollostation card」と比べて割引の幅がさらに大きいのが特徴だ。
6ヶ月間のカード利用額に応じて、出光・シェルでの給油でレギュラーが最大7円/リットル、ハイオクで最大12円/リットルの還元が受けられる
給油回数が多いほどお得になるため、車に乗る機会の多い人はぜひチェックしておきたいカードといえよう。
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「ガソリン代」の節約になるクレジットカード3選──給油回数が多いほどお得
文/編集・dメニューマネー編集部
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