新型コロナウイルスの感染者の拡大とともに、感染した時に一時金がもらえるコロナ保険のニーズが高まっています。ネットで簡単に入れる手軽さから加入者が増えていますが、医療保険ではダメなのでしょうか。果たして本当にコロナ保険は必要なのでしょうか?
人気のコロナ保険。販売停止や値上げの商品も
代表的なコロナ保険には、「おまもリーフ」(大樹生命)、第一スマートほけん」(第一スマート少額短期保険)、PayPayほけん」(損害保険ジャパン)などがあります。このうちPayPayほけんは2月10日から保険料を値上げしており、保険料が3倍になっています。
商品名 | 保険会社 | 販売状況 | 一時金 | 保険料 |
---|---|---|---|---|
おまもリーフ | 大樹生命保険 | 停止 | 10万円 | 男性 月370円、女性 月340円 |
第一スマートほけん | 第一スマート少額短期保険 | 発売中 | 10万円 | 月3,840円(毎月変動。2月28日まで) |
PayPayほけん | 損害保険ジャパン | 発売中 | 5万円 | 1,500円(3ヵ月分) |
医療保険で代替できる?
コロナ保険はシンプルな保障でネット完結ができるため、保険料も安いのですが、だからといって「とりあえず入れば安心」という考えでいいのでしょうか。
そもそもコロナ保険は「医療保険」の一種です。医療保険に入っていて、「入院一時金」の保障があれば、コロナ保険は完全に重複しますので、不要と言えるでしょう。
契約に入院一時金がない人は、一時金は受け取れませんが、自宅療養期間は入院給付金の日額が保障されますので、不安になる必要はありません。
自分が入っている保険がコロナに対応するかどうかは、各保険会社のウェブサイトで検索してみましょう。「よくある質問」という項目に回答が記載されていることもあります。それでも分からなければ、保険会社のコールセンターに電話すれば確認できます。
保険は毎月固定費として、支出を伴うものなので、契約を長く継続すると総額は結構大きくなります。一度入ると面倒で解約しにくくなります。入る前に、本当に必要かどうかをよく考えましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年2月13日公開記事)