どこの街でも食べられるラーメンチェーン、なかでも日高屋 <7611> と山岡家 <3399> はよく見かける店ですが、働いている社員の年収はどちらが高いのでしょうか。
日高屋がやや高いが、ここ1、2年は下降
最新の有価証券報告書によれば、社員の年収は日高屋が約460万円、山岡家が約436万円。それほど差はないものの、日高屋の方がやや高い金額です。
なお、ここ5年ほどの推移は次のとおり。日高屋は50万円近く下がっており、特にここ1、2年で大きく下降。対して山岡家は横ばいから微増といった状況です。
年 | 日高屋 | 山岡家 |
2017 | 503万円 | 422万円 |
2018 | 494万円 | 411万円 |
2019 | 496万円 | 419万円 |
2020 | 476万円 | 422万円 |
2021 | 460万円 | 436万円 |
日高屋は赤字転落 山岡家は好調
年収の増減の傾向と同じように、ここ1、2年は両社の業績にもはっきりと明暗が表れています。
日高屋は2020年までは売上、利益とも横ばいからやや微増で推移していたものの、2021年には売上高約43%減、さらに当期利益では赤字を計上。
それに対して、山岡家は郊外中心の店舗展開が功を奏し、2020年と2021年の売上高では過去5年で最高水準を記録しており、逆風の中でも好調です。
今後はどちらも年収が上がりそう?
過去1、2年の業績では明暗が出た日高屋と山岡家ですが、今後の見通しはどうなっているのでしょうか。
直近の四半期決算を見てみると、どちらも利益は前期の水準を上回っており、調子を上げてきています。
2021年には赤字を計上した日高屋も、その間に積極的な出店で基盤固めを進め、今後売上高を伸ばしていく想定。山岡家は好調を維持する格好です。
コロナの収束は依然不透明ですが、日高屋と山岡家はその影響からひと足先に抜け出しつつある様子。今後さらに業績が上向いてくれば、社員の年収も上がっていきそうです。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・Takanori Ogawa / stock.adobe.com(画像はイメージです)
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(2022年2月15日公開記事)